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高山明/Port B
『個室都市 京都』

都市の< リアル> に挑む、Port B の代表作!京の街に、「個室」ビデオインスタレーションが出現。
『個室都市 京都』twitterはこちらから→http://twitter.com/portB_kyoto


現実の都市の記憶や風景、メディア等を引用、再構成し作品化することで、国内外から大きな注目と期待を集める高山明。東京観光の代名詞「はとバス」を使った『東京/オリンピック』(2007年)、池袋サンシャイン60 の周囲を5人一組の参加者が巡った『サンシャイン62』(2008年)なども記憶に新しい。今回、代表作『個室都市 東京』(2009年)を現在の京都という都市にアダプテーション(適応)させ、京都でしか実現出来ない作品として発表する。多様な個が交わる「公」の場所で、高山が提示するのは、個室をユニットとしたインスタレーション、そこで展開する映像作品、そしてツアー・パフォーマンスである。都市に潜むさまざまな境界線への綿密なリサーチと、そこを行き交う人々への膨大なインタビューを通して、虚構と現実、プライベート(私)とパブリック(公)が交錯する新たな演劇作品が企てられる。

団体名

Port B(東京)
http://portb.net/

タイトル

『個室都市 京都』

会場

京都駅ビル
*集合場所=JR京都駅ビル7階 東広場(駅ビルシネマ隣)
>>>エスカレーターで>>> 京都駅中央改札口を出て右へ→エスカレーターを5本あがって7Fへ
>>>エレベーターで>>> 京都駅中央改札口を出て右へ→京都劇場2Fへ入って→チケットぴあ窓口奥のエレベーターで7Fへ

日時

11月12日(金)~21日(日)
〈個室DVD鑑賞〉
平日17時~22時、土曜日・日曜日12時~22時(ただし、最終日は17時まで)
〈オプション・ツアー〉所要時間:約15分
平日18時~21時、土曜日・日曜日13時~21時(ただし、最終日は16時まで)

ポストトーク

『個室都市 京都』トーク、急遽開催決定!
高山明とゲストによるアーティスト・トークです。
日時:11月15日(月)21時頃より(フェスティバル・フォーラム終了後)
場所:flowing KARASUMA 2階
料金:無料
※申し込み不要

料金・チケット

個室DVD鑑賞 1時間=500円(30分延長ごとに200円追加)
オプション・ツアー=おひとり1,000円

*予約優先(空きがあれば当日入室可能)
*予約開始=10月28日(木)
*予約取扱/KYOTO EXPERIMENT事務局(窓口、TEL: 075-213-5839 )
システム
DVD鑑賞 個室ブースで、京都駅近辺で撮影された映像作品を選んで鑑賞。

オプション・ツアー DVDを鑑賞したら、ツアーへの参加が絶対におススメ!(当日、受付にてお申込みください)

? ツアーの最終地点で待ち受けるものとは?

スタッフ

構成・演出:高山明/ドラマトゥルク:相馬千秋/映像:遠藤幹大、村川拓也/インタビュアー:伊藤彩里、伊藤寧美、増田美佳、和田ながら/美術:江連亜花里/舞台監督:大鹿展明/技術:藤原康弘、竹崎博人/プロジェクト・メンバー:芦谷康介、鴨嶋美幸、桐田知樹、富松悠/制作:小倉由佳子、川那辺香乃、和田ながら

出演

リサーチにより決定

製作:Port B/共同製作(オリジナルバージョン):フェスティバル/トーキョー/助成:公益財団法人セゾン文化財団/協力:京都駅ビル/主催:KYOTO EXPERIMENT

個室都市 京都』演出ノート
京都は憧れの町だった。中学・高校の修学旅行はともに京都だったし、京都の大学に行こうと決めていた。今ではなぜそんなことを考えたのか分からないのだけれど、そこで4年間アメフトをやり、その後は京都に住みながら研究者生活を送りたいと願っていた。しかし実際は東京の大学に行き、アメフトをやったはいいけれどそれが「格闘技」であって「球技」でないことに飽き、大学を途中で止めてドイツに行ったらそれまで全く興味のなかった演劇などに出会い、足を踏み外したらそのまま脱線を繰り返して演劇を生業にするようになり、ヨーロッパに残ろうと考えていたのに一時帰国したらそのまま日本での活動が始まり、東京を中心に活動を続けてきた先に、京都を度々訪ねながら京都ならではの作品を制作するという今回のような展開が待っていた。どれだけの夢が叶い、どれだけの夢が潰えていったのか、もはや僕自身にも全く分からないが、40年ちょっとのこれまでの僕の生に、ある時は近づき、ある時はまるで縁がないように京都の町は存続してきたのだろう。ズレや脱線や出会い損ないそれ自体が京都との関係であるかのように、僕の行ったり来たり、出たり入ったりを京都はさりげなく“受け・流し”てきたように感じられる。それは多分、僕との関係だけではないだろう。京都は千年以上も無数の人達と濃淡さまざまな関係を結び、ズレや脱線で彩られた数々の生を“受け・流し”てきたのだと思う。そこでの思い出や、叶った夢、叶わなかった夢、そういったものの“戯れの場”こそ「京都」なのではないか。ある都市が千年以上も生き延びている。そのことのリアリティを、僕は神社仏閣や町の作りといった古くから続いているものにではなく、むしろ保存できずに過ぎ去っていくもののなかに、ズレや脱線の別名であるような、表層を戯れるだけで消えていく無数の夢や思い出のなかに見る。実体ある町としての京都ももちろんあるのだろうが、一観光客に過ぎない僕にとって、京都のリアリティは圧倒的に“表層”にあり、時に腹の立つほど洗練された“流れ”のなかにあった。それは掴もうとしても掴めない。その事実を思い知ることからスタートした。形のない“それ”を観客に体感してもらえるようにすること。これが『個室都市 京都』で試みたことの全てである。

高山 明

高山明

プロフィール

1969 年生まれ。2002年ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。演劇を専門としない表現者たちとの共同作業によって、既存の演劇の枠組を超えた活動を展開している。サンシャイン60 が象徴する日本戦後史を巡る3部作として、舞台作品『雲。家。』、ツアー・パフォーマンス『サンシャイン62』、インスタレーション『荒地』を発表。「フェスティバル/トーキョー09秋」で発表された『個室都市 東京』では、池袋西口公園に「個室ビデオ店」を仮設し話題を呼ぶ。現実の都市や社会に存在する記憶や風景、既存のメディアを引用し再構成しながら作品化する手法は、来るべき現代演劇の可能性を提示する試みとして、国内はもとより海外のフェスティバルや美術展でも大きな注目と期待を集めている。

公演歴

2008
『東京/ オリンピック』( 再演)( 構成・演出:高山明)
東京全域・東京国際芸術祭/東京

2008
インスタレーション『荒地』( 構成・演出:高山明)
旧豊島区立中央図書館/東京

2008
ツアー・パフォーマンス『山口市営P』( 構成・演出:高山明)
山口情報芸術センター/山口

2008
フォーラム型演劇公演『ディクテ・フォーラム』 ( 構成・演出:高山明)
横浜市内各所/神奈川

2009
『雲。家。』( 再創造) ( 構成・演出:高山明)
フェスティバル/トーキョー09 春/東京

2009
『サンシャイン63』( 再創造)( 構成・演出:高山明)
フェスティバル/トーキョー09 春/東京
Sunshine 63

2009
『個室都市 東京』( 構成・演出:高山明)
フェスティバル/トーキョー09 秋/東京

2010
『赤い靴クロニクル』( 構成・演出:高山明)
横浜・黄金町/神奈川