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京都国際舞台芸術祭 2017

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北山、東山、西山に囲まれた京都盆地を流れる川は、平安京造営より文化・歴史を育み、景観の軸として機能してきた。地勢が織りなす川と合わせて、物流、農業用水、工場用水、上水の確保、発電のために開削された運河など、人の手による利水や治水の歴史によって現在の京都の都市景観を形作っている。これらと合わせて京都市にはたくさんの井戸があるが、これは京都盆地の下が巨大な水がめのような構造をしており地下には琵琶湖の8割の水が蓄えられているという。京都を考える際に外せない地表を流れる川と地下水による水系、それらに沿って生まれる生態系とインフラに着目しつつ近代都市計画に埋もれた風景を現したいと考えている。

以下の3点からなる水系のリサーチによって現された風景に短いキャプションを添えることで、京都を訪れた人々に新しい風景の見え方を提供する。

1 地勢
地形のあり方を示しており、気候、地表水の流れに深く影響を与える。

2 生態系
水系に沿った人間以外の生物の活動や植生

3 インフラ
私たちの生活を下支えする基盤であり、人による治水と利水によってできあがった構築物

キャプションと合わせて見える風景は、日常的に当たり前すぎて気に留めないことや、日常的にほとんど気づかれていないことを可視化し、地勢・生態系・インフラにまつわる大地への配慮と新しい町の使い方を想起させるガイドラインになることを願っている。

researchlightチーム

 

 

 

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