公式プログラム

ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア

P.A.D.

ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア『P.A.D.』 京都芸術センター フリースペース 撮影:阿部綾子

四方を壁に囲まれた舞台に立ち上がる、
あまりにも近い“近さ”への問いと“他者”へのまなざし

ヨーロッパ新世代のダンスの旗手が送り出す、果敢でスリリングなパフォーマンス!「フォーサイス・カンパニー」のダンサーとしても知られ、幼少期からも互いを知るヤニス・マンダフニスとファブリス・マズリア。この2人の長きにわたる共犯関係は、“近さ”への問いと“他者”へのまなざしについて、緊密な空間の壮大な実験を生み出した。引き寄せる力と引き離す力、支配するものと支配されるもの、それぞれの役割が入れ替わりながら展開し、その境界を揺さぶり、ゆがめる。彼らの間にも、あるいは彼らと観客の間にも生じる、時に“近くて遠い”不安定な “距離”は、身体そのものに迫る深遠な問いへと私たちをいざなうだろう。

ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア『P.A.D.』 京都芸術センター フリースペース 撮影:阿部綾子 ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア『P.A.D.』 京都芸術センター フリースペース 撮影:阿部綾子 ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア『P.A.D.』 京都芸術センター フリースペース 撮影:阿部綾子 ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア『P.A.D.』 京都芸術センター フリースペース 撮影:阿部綾子 ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア『P.A.D.』 京都芸術センター フリースペース 撮影:阿部綾子 ヤニス・マンダフニス/ファブリス・マズリア『P.A.D.』 京都芸術センター フリースペース 撮影:阿部綾子
YEAR
2011
DATES
10.14(金)- 10.16(日)
VENUE
京都芸術センター フリースペース
DURATION
60
CITY
フランクフルト、ドイツ
CATEGORY

ヤニス・マンダフニス
Ioannis Mandfounis

HP: http://mamaza.net/

1981年アテネ(ギリシャ)生まれ。アテネ国立学校およびパリ国立高等音楽・舞踊学校でダンスを学ぶ。振付師としてフリーで活躍する以前は、ヨーテボリバレエおよびネザーランド・ダンス・シアターIIに在籍。2004年にアテネでレムリウス・カンパニーを設立、カラマタ国際ダンスフェスティバルやアテネダンスフェスティバルで作品を発表している。2005年にはフォーサイス・カンパニーのメンバーとなり、現在でも定期的にゲスト出演している。
2007年にファブリス・マズリア とのデュエット作品『P.A.D.』を制作。アテネ国際ダンスフェスティバルやバーデンバーデン美術館、モウソントゥルム・フランクフルト、Kunstenfestival 2009(ブリュッセル)にて発表している。フォーサイス・カンパニー作品『HUE』にも出演し、ボッケンハイム・デポ(フランクフルト)、adc(ジュネーブ)、モンペリエダンスフェスティバルで同作品を発表。
2008年にはドレスデン舞踊大学のために短編作品を制作。同大学では日本の武術である武道のワークショップも指導した。現在では、日本で学んだ武道を様々な場所で指導している。

ファブリス・マズリア
Fabrice Mazliah

1972年ジュネーブ生まれ。故郷のジュネーブにあるダンス学校を経て、アテネ国立学校、ルードラ・ベジャール・ローザンヌバレエ学校にてダンスを学ぶ。ハリス・マンダフニス・ダンス・カンパニー(アテネ)、ネザーランド・ダンス・シアター(オランダ)に在籍した後、1997年にウィリアム・フォーサイスが牽引するフランフルトバレエ団に入団。2005年以降は、フォーサイス・カンパニーで活躍している。
『The magic of understanding』(モウソントゥルム・フランクフルト、1998)、『My left pussy foot』(TAT劇場、1999)、ソロ作品『Vu dici』(TAT劇場、2000)、ギルバート・マッツリアおよびロベルタ・モスカとの共作『Marche au millieu』(le Manege dOnex Geneva 、2001)および『Home』(ForumMeyrin Geneva 、2003)など、数多くの作品を制作。『remote versions』(2003)および 『Double B(l)ind』(2004)は、アグネス・チェクランとジョーン・マーティンとのコラボレーション作品で、ウィリアム・フォーサイスが制作を担いボッケンハイム・デポ(フランクフルト)で上演された。
映画監督ルッツ・グレゴールと短編ダンス映画『meat me』を制作。同作品映像は、長編映画『Frankfurt dance cuts』 (独仏共同出資のテレビ局:アルテにて2005年3月13日放映)にも使用されている。2007年、アテネフェスティバルのディレクター:ヨルゴス・ラコスの働きかけでヤニス・マンダフニスと『 P.A.D.』を共同制作。同年12月にはフォーサイス・カンパニーの6人のメンバーと『HUE』を共同制作し、フランクフルトのボッケンハイム・デポで発表した。
その後、ソロ作品バージョン『HUE score -6』(2010)を制作、ゲーテ・インスティテュート/ドイツ文化センター(日本)で発表。『ZERO』(2009)は、メイ・ザーヒおよびヤニス・マンダフニスとのコラボレーションで、Festival Automne en Normandie、モウソントゥルム・フランクフルト、 PACT(エッセン)、 Kunstenfestivaldesarts、Les Rencontres Chorraphiques Internationales de Seine-Saint-Denisとの共同制作である。ファブリスは、プロおよびアマチュアダンサーだけでなく、造形美術のアーティストに向けた即興のワークショップを世界各国で指導している。

構成・演出・出演ヤニス・マンダフニス、ファブリス・マズリア
舞台監督マックス・シューベルト
製作アテネ&エピダウロス・フェスティバル2007