公式プログラム

白井剛 / 京都芸術センター「演劇計画2009」

静物画 – still life

白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子

テーブルの上に在る、例えば“器”を写生するように。
ダンスという名の静物が、知覚のヒダに囁きかける。
―白井剛の静かなる反抗。

静かに、しかし既存のダンスに抗う革新性を持った作品を常に送り出してきた、白井剛。2009年度に京都芸術センター「演劇計画」にて発表、前年度『blueLion』に続き、2年にわたるレジデンスの集大成となった『静物画 – still life』を更に磨き上げて発表する。「ダンスが見出されようとするとき、そこに存在する<なにか>。その<なにか>を忠実に鮮明に描きだすことに執心するとき、“ダンス”は自己を超え、カラダは透明に、宇宙の穴になる。」と語る白井。精緻な作業と大胆な引き算によって、ダンスの深淵を覗き込もうとする意欲作。意味やドラマを回避し、静かに配置されてゆくムーブメントによって、解釈の着地点を失い浮遊する、知覚のダイナミズム。鑑賞者の脳をひやりとかすめ、後ろか裏側あたりで像を結ぶ、“存在”と“世界”の感触。

白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子 白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子 白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子 白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子 白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子 白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子 白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子 白井剛/京都芸術センター「演劇計画2009」 『静物画 - still life』 京都芸術センター 講堂 撮影:阿部綾子
YEAR
2011
DATES
9.30(金)- 10.2(日)
VENUE
京都芸術センター 講堂
DURATION
100
CITY
京都/東京、日本
CATEGORY

白井剛
Tsuyoshi Shirai

1996~2000年「伊藤キム+輝く未来」に参加。1998年に「Study of Live works 発条ト(ばねと)」設立。2000年「バニョレ国際振付賞」、2006年トヨタコレオグラフィーアワード「次代を担う振付家賞」を受賞。2006年「AbsT」を設立し、『しはに-subsoil』『THECO-ザコ』を発表。またダンサーとしてユーリ・ン(香港)振付『悪魔の物語』、伊藤キム『禁色』に出演するほか、「アルディッティ弦楽四重奏団」とのコラボレーション、ダムタイプの藤本隆行ら10人のアーティストによる『true/本当のこと』に参加し国内外にてツアーを行う。2007年「第一回日本ダンスフォーラム賞」受賞。2009年『blueLion』、2010年『静物画 – still life』を京都にて製作・発表。2010~2011年、山口情報芸術センター[YCAM]との映像プロジェクト『Choreography filmed: 5 days of movement』を行い、現在http://c-filmed.ycam.jpにて映像作品を公開中、ネット上でのダンスの可能性を模索している。

演出・構成・振付白井剛
出演青木尚哉、鈴木美奈子、高木貴久恵、竹内英明、白井剛
舞台監督夏目雅也
美術杉山至+鴉屋
音響宮田充規/照明:吉本有輝子
衣装清川敦子
制作川崎陽子(京都芸術センター)、和田ながら
企画橋本裕介、丸井重樹
製作京都芸術センター「演劇計画2009」
主催KYOTO EXPERIMENT