公式プログラム

杉原邦生/KUNIO

更地

杉原邦生/KUNIO『更地』 元・立誠小学校 講堂 撮影:清水俊洋

あの太田省吾の代表作『更地』をKUNIOはいかにして裏切ることができるのか

KYOTO EXPERIMENT 2011では、上演時間が約8時間半にもおよんだ大作、KUNIO09『エンジェルス・イン・アメリカ』を発表。複雑な物語と数多くの登場人物を見事にまとめあげた濃密な舞台で、大いに評判を呼んだKUNIO。今回は、沈黙劇をはじめ独自のスタイルを追求し続けた、太田省吾の戯曲に挑む。

KUNIOは当時大学4回生だった杉原邦生が、様々な演劇作品を演出する場として、2004年に立ち上げられた演劇ユニット。以来、俳優やスタッフを固定せずに、国内外のヘビー級の戯曲ばかりを選んで上演してきた。観客の予測を裏切るような挑発的な仕掛け、ポップでハイテンションなアプローチ。KUNIOの舞台は常に刺激的であると同時に、戯曲の本質を浮き彫りにしてみせるという、とてもアクロバティックな着地を決めてきた。

今回、KUNIOが挑む戯曲『更地』は、転形劇場解散後の太田省吾の代表作となった作品。17年前の阪神・淡路大震災後にも上演され、さまざまな議論を呼んだ。さらに、太田省吾は杉原にとって京都造形芸術大学時代に学んだ恩師でもある。演出家にとどまらず、舞台美術家、企画者としても活躍を見せる杉原が、昨年とは一転して、要素の限られたシンプルな戯曲をどのように扱うのか。舞台は家の解体を終えた更地、たった2人の登場人物に、魚灯の武田暁、イキウメの大窪人衛という実力派の俳優を迎えて、KUNIOがさらなる演劇の地平を切り拓く。

杉原邦生/KUNIO『更地』 元・立誠小学校 講堂 撮影:清水俊洋 杉原邦生/KUNIO『更地』 元・立誠小学校 講堂 撮影:清水俊洋 杉原邦生/KUNIO『更地』 元・立誠小学校 講堂 撮影:清水俊洋 杉原邦生/KUNIO『更地』 元・立誠小学校 講堂 撮影:清水俊洋 杉原邦生/KUNIO『更地』 元・立誠小学校 講堂 撮影:清水俊洋
YEAR
2012
DATES
9.27(木)- 9.30(日)
VENUE
元・立誠小学校 講堂
DURATION
90
CITY
京都、日本
CATEGORY

杉原邦生
Kunio Sugihara

演出家、舞台美術家。1982年東京都出身。神奈川県茅ケ崎育ち。EXILEファンクラブ“EX FAMILY”会員。京都造形芸術大学映像・舞台芸術学科第2期卒業生。同学科在籍中より、演出・舞台美術を中心に活動。特定の団体に縛られず、さまざまなユニット、プロジェクトでの演出活動を行っている。人を喰ったような生意気さとポップなバランス感覚を兼ね備えた演出が特長。2003年6月teuto vol.2『アドア』で初演出。2004年、自身が様々な作品を演出する場として、プロデュース公演カンパニー“KUNIO”を立ち上げる。これまでに04年6月KUNIO01『ペリカン家の人々』(作:ラディゲ)、06年12月KUNIO02『ニッポン・ウォーズ』(作:川村毅)などを上演。2010年9月には、初めて自身が構成から手掛けた新作公演KUNIO07『文化祭』が好評を得た。2008年、伊丹市立演劇ホールAI・HALLとの共同製作事業“Take a chance project”アーティストに選出され、同年2月KUNIO03『椅子』(作:ウージェーヌ・イヨネスコ)、2009年1月KUNIO05『迷路』(作:フェルナンド・アラバール)、2011年1月M☆3『こいのいたみ~come on! ITAMI~』(作:ブルーバード)を上演した。歌舞伎演目上演の新たなカタチを模索するカンパニー“木ノ下歌舞伎”には、2006年5月『yotsuya-kaidan』(作:鶴屋南北)の演出をきっかけに企画にも参加。これまでに4作品を演出。2009年9月KUNIO06『エンジェルス・イン・アメリカ-第1部 至福千年紀が近づく』で京都芸術センター「舞台芸術賞2009」佳作受賞。そのほか主な演出作品に、2009年4・5月キレなかった14才♥りたーんず『14歳の国』(作:宮沢章夫)、2009年11月teutoダンス公演『ソーグー』、2010年5月木ノ下歌舞伎『勧進帳』など。また、こまばアゴラ劇場が主催する舞台芸術フェスティバル<サミット>ディレクターに「冬のサミット2008」より2年間就任、2010年10-11月KYOTO EXPERIMENTフリンジ“HAPPLAY♥”のコンセプトを務めるなど、持ち前の「お祭好き」精神で活動の幅を広げている。

KUNIO

HP: http://www.kunio.me/

杉原邦生が既存の戯曲を中心に様々な演劇作品を演出する場として、2004年に立ち上げる。俳優・スタッフ共に固定メンバーを持たない、プロデュース公演形式のスタイルで活動する。これまでに、2004年6月『ペリカン家の人々』(作:ラディゲ)、2006年12月『ニッポン・ウォーズ』(作:川村毅)、2008年2月『椅子』(作:ウージェーヌ・イヨネスコ)、2008年10月『百三十二番地の貸家/犬は鎖に繋ぐべからず』(作:岸田國士)、2009年1月『迷路』(作:フェルナンド・アラバール)、2009年9月『エンジェルス・イン・アメリカ-第1部 至福千年紀が近づく』(作:トニー・クシュナー)を上演。2010年9月、杉原が2年間務めたこまばアゴラ劇場サミットディレクターの集大成として上演されたKUNIO07『文化祭』では初めて既存戯曲を使用せず、構成から杉原が担当し好評を得た。

太田省吾
演出・美術杉原邦生
出演武田暁(魚灯)、大窪人衛(イキウメ)
舞台監督大鹿展明
照明魚森理恵
音響齋藤学
衣装植田昇明(kasane)
宣伝写真堀川高志
宣伝美術外山央
Webヨシダホーセー
演出助手土屋和歌子
演出部楠海緒
制作小林みほ
協力イキウメ、エッチビイ、魚灯
製作KUNIO
共同製作KYOTO EXPERIMENT
主催KYOTO EXPERIMENT