公式プログラム

高嶺格

ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”

高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和

2011年から3 年。
急速に変化する日本を見つめながら様々に形を変えてきた
「ジャパン・シンドローム」シリーズ、完結編

美術家の高嶺格は、2011年から継続してKYOTO EXPERIMENTに参加し、ここでの作品は「ジャパン・シンドローム」というタイトルで統一されている。「ジャパン・シンドローム」とは、アメリカ映画の「チャイナ・シンドローム」に想を得た名称で、福島の原発事故以降、大きく揺れ続ける日本の状態を言い表した言葉である。今後も長い将来に渡って社会の根幹に大きなダメージを与え続けることが確実な放射能の問題、この問題に芸術がどう関わるか?

「ジャパン・シンドローム」は、政治状況や街の空気の変化を柔軟に反映しつつ、様々な表現スタイルをとりながら発展してきた。
ブラジルという日本の“裏側”に位置する場所から、日本を対象化しようと試みたヴィデオ・インスタレーション「球の裏側」、及びパフォーマンス「球の内側」。 取材をもとに、放射能が人々に与える影響を冷徹に可視化した「関西編・山口編・水戸編」の映像シリーズ。そして昨年、京都市役所前の広場をダンスフロアのような熱狂の場に変えた「ベルリン編」。

シリーズ最終章となる本年は、テキストを核とした舞台作品が予定されている。2014年秋に高嶺が語る言葉とは何か? それは、ずっと以前から存在しながら真正面から議論されることなく先延ばしにしてきた問いを突きつけ、単なる現状分析を超えて未来への意志を語るものになるはずだ。

高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和 高嶺格『ジャパン・シンドローム〜 step3. “球の外側”』 元・立誠小学校 講堂 撮影:井上嘉和
YEAR
2014
DATES
9.27(土)-9.29(月)
VENUE
元・立誠小学校 講堂
CITY
秋田、日本
CATEGORY

高嶺格
Tadasu Takamine

1968 年鹿児島生まれ、現代美術家、演出家。パフォーマンス、ビデオ、インスタレーションなど多様な表現を行う。国/ジェンダー/言語など、社会を構成するものの矛盾や不和を、自らの身体を使った表現で明らかにしようとする。近年の主な展覧会に、2011–2012 年個展「とおくてよくみえない」(横浜美術館、広島市現代美術館、霧島アートの森、アイコン・ギャラリー)、2012 年個展「高嶺格のクールジャパン」(水戸芸術館現代美術ギャラリー)など。
2013年より秋田公立美術大学准教授に就任、また同年ドイツ文化交流アカデミー(DAAD)の招聘によりベルリンに1年間滞在。2014年5月にはHAU Hebbel am Ufer(ベルリン)にて、氏の作品名を全体タイトルに冠した日本特集「Japan Syndrome – Art and Politics after Fukushima」に参加した。

柏木規与子
Kiyoko KASHIWAGI

HP: http://kiyokokashiwagi.blogspot.jp/

5歳よりクラシックバレエを学び、1993年からニューヨーク在住。マース・カニングハム・ダンススタジオでモダンダンスを学び、1995年にアニメ・ダンス・シアターを設立。ニューヨーク州アート協議会(NYSCA)、フランクリン・ファーナス基金等から助成を受けながら『善い奴ほどよく眠る』『一匹蟻』『XはYを殺す、その逆も真なり』等のダンス作品を制作・公演する。
2001年に俳優達とEx.Pgirlを結成し、オフオフ・ブロードウェーシアター、ヒア・アーツセンターを拠点としてフィジカルシアター作品を発表する。2014年、パリのボリス・ヴィアン・ファンデーションにて『ある蚊の一 生』、最新作『セミになった犬』を発表する。

梶村昌世
Masayo KAJIMURA

ドイツ・ベルリンに生まれ。映像アーティストとして短編映画、ビデオインスタレーション、ダンスや音楽とのコラボレーション作品を発表。オーバーハウゼン国際短編映画祭、アムステルダムフィルムエクスピーリエンスなどに作品招待、2014年は釜山ビエンナーレの特別展示「アジアン・キュレトリアル展」に参加。ドイツ・アーレンスホープのアーティストハウス・ルーカス等、さまざまなレジデンスプログラムに参加。2008−2012年はビデオアートと映画のキューレーターとしても活動、近年は青少年を対象にビデオワークショップも実施。ベルリン・フンボルト大学修士課程卒業(カルチュラル・スタディース、美術史専攻)、その後研究生として一年間IAMAS(情報科学芸術大学院大学)に在籍。合気道弐段。和独、和英の通訳者としても活動。

目黑大路
Daiji MEGURO

HP: https://daijimeguro.jimdo.com/

2001年、アスベスト館に入館。元藤燁子に師事。2002年、「JADE 2002 INTERNATIONAL DANCE FESTIVAL 土方メモリアル」にて、元藤燁子・大野慶人とのトリオ作品 「大鴉」で注目を集める。2003年−2010年、室伏鴻のユニットKo&Edge Co.に立ち上げ時から参加し、世界14カ国、29都市で作品を発表。
2004年、自身のカンパニー NUDE を立ち上げる。平成22年度文化庁新進芸術家海外研修派遣制度 研修員。今一度、舞踏の特性について考え、舞踏的身体の可能性を探り、そして提示することを目指している。

構成・演出高嶺格
出演柏木規与子、梶村昌世、目黑大路
照明高原文江
音響西川文章
映像中上淳ニ
舞台監督石田昌也
テクニカル・コーディネート尾崎聡
制作小倉由佳子
製作KYOTO EXPERIMENT
共催立誠・文化のまち運営委員会
主催KYOTO EXPERIMENT