公式プログラム

チェルフィッチュ

部屋に流れる時間の旅

チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ

「永遠の希望をもった死者への羨望。」
死者と生者の関係を描いた『地面と床』を経て、
新たな「音/言葉/身体/空間」に迫る待望の最新作

新作戯曲が文芸誌をにぎわす岡田利規による脚本と批評性の高い演出、鋭敏な感覚でそれに応える役者を揃えて、世界各国の舞台芸術シーンから熱い注目を集めるチェルフィッチュの新作。すでに世界各地の重要なフェスティバルでの上演が予定されている本作の世界初演をKYOTO EXPERIMENTで行うことが決定した。

前作の『地面と床』では、日本独自に洗練を遂げてきた能楽をも参照しながら、生者と幽霊が行き交う世界が構築されたが、今回はさらに踏み入って、“死者に対する生者の羨望”が描かれる。

また、音楽と役者が並列に存在する新しい“音楽劇”の形を模索した前作に対して、今作では、京都の現代美術家・久門剛史との共同作業により、フィールドレコーディングの手法も用いながら舞台環境が整えられる。久門は、微細な気配をもとに時間や記憶を呼び覚ますような、劇的なインスタレーション作品を作ってきた話題のアーティスト。まだ見ぬ音と身体と言葉と空間の関係へ。チェルフィッチュがさらなる前進を見せる。

チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ チェルフィッチュ『部屋に流れる時間の旅』 2016 ロームシアター京都 撮影:清水ミサコ
YEAR
2016 SPRING
DATES
3.17(木)-3.21(月祝)
VENUE
ロームシアター京都
ノースホール
DURATION
90
LANGUAGE
日本語(英語字幕あり)
CITY
日本
CATEGORY

チェルフィッチュ
chelfitsch

HP: https://chelfitsch.net/

岡田利規が脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立。『 三月の5日間』(第49回岸田國士戯曲賞受賞作品)などを経て、日常的所作を誇張しているような/していないようなだらだらとしてノイジーな身体性を持つようになる。その後も言葉と身体の関係性を軸に方法論を更新し続け現在に至る。2007年5月ヨーロッパ・パフォーミングアーツ界の最重要フェスティバルと称されるKunstenfestivaldesarts 2007(ブリュッセル、ベルギー)にて『三月の5日間』が初めての国外進出を果たして以降、アジア、欧州、北米にて海外招聘多数。

岡田利規
Toshiki Okada

1973年横浜生まれ。演劇作家/小説家/チェルフィッチュ主宰。活動は従来の演劇の概念を覆すとみなされ国内外で注目される。2005年『三月の5日間』で第49回岸田國士戯曲賞を受賞。同年7月『クーラー』で「TOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD 2005― 次代を担う振付家の発掘―」最終選考会に出場。2007年デビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を新潮社より発表し、翌年第二回大江健三郎賞受賞。
2012年より、岸田國士戯曲賞の審査員を務める。2013年には『遡行変形していくための演劇論』を河出書房新社より刊行。2016年よりドイツ有数の公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレのレパートリー作品の演出を3シーズンにわたって務めることが決定している。

久門剛史
Tsuyoshi Hisakado

1981年京都生まれ。京都在住。京都市立芸術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。様々な現象や歴史を採取し、音や光、立体を用いて個々の記憶や物語と再会させる劇場的空間を創出している。
2002年よりアーティストグループSHINCHIKAにサウンド担当として参加。平成27年度京都市芸術文化特別奨励者。写真:久門剛史《Quantize #3》 2015, photo: Takeru Koroda, Courtesy of Ota Fine Arts

作・演出岡田利規
音・舞台美術久門剛史
出演青柳いづみ、安藤真理、吉田庸
舞台監督鈴木康郎
舞台監督助手湯山千景 
音響牛川紀政 
音響操作林あきの、高塩顕
照明大平智己(ASG)
照明操作山本創太(ASG)
衣裳藤谷香子(FAIFAI)
英語翻訳アヤ・オガワ
字幕オペレーター許品祥
演出助手柳雄斗
宣伝写真川村麻純
フライヤーデザイン佐々木暁
記録映像監督須藤崇規
記録映像撮影三上亮、遠藤幹大、金成基
制作中村茜、黄木多美子、ケティング菜々、兵藤茉衣、河村美帆香(共にプリコグ)、河本あずみ(ロームシアター京都)
製作チェルフィッチュ
企画制作プリコグ
国際共同製作KYOTO EXPERIMENT/ロームシアター京都、クンステンフェスティバルデザール(ブリュッセル) 、フェスティバルドートンヌ・パリ、クンストラーハウス・ムーゾントゥルム・フランクフルト、FFT デュッセルドルフ、ラ・バティ・フェスティバル・ジュネーヴ、HAU ヘッベル・アム・ウーファー(ベルリン)、スプリング・パフォーミングアーツ・フェスティバル・ユトレヒト
協力にしすがも創造舎、水天宮ピット

京都芸術センター制作支援事業

主催KYOTO EXPERIMENT

ARCHIVE

  • 岡田利規/チェルフィッチュ『ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶』 アートコンプレックス1928 撮影:阿部綾子

    チェルフィッチュ

    ホットペッパー、クーラー、そしてお別れの挨拶

  • チェルフィッチュ『地面と床』 京都府立府民ホール“アルティ” 撮影:清水ミサコ

    チェルフィッチュ

    地面と床