公式プログラム

ダヴィデ・ヴォンパク

渇望

ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹

カニバリズムという人間としての臨界点から
非日常的な感覚に宿る、肉体の野性へと迫る

この数年、世界各地のダンスフェスティバルや劇場に招聘されて作品を発表するなど、これからのフランス・ダンス界を担う存在としてますます注目を集めているダヴィデ・ヴォンパク。2011年にレジデンスアーティストとして京都のヴィラ九条山で行った6カ月の滞在制作以来、日本を度々訪れ、今回の来日に際しても寺山修司のリサーチを予定するなど、日本のアングラ演劇における肉体のあり方にも関心を寄せている。

日本初演となる『渇望(原題:URGE)』は、カニバリズムをテーマとして掲げたパフォーマンス。

通常、「食人」と訳されるカニバリズムは、人間としての極限の原始的行為であり、社会的良識に背くタブー、そして他者を私物化する行為ともいえる。この数年、「儀式」や「トランス」といった行為を探求しているダヴィデにとって、センセーショナルにも思われるカニバリズムとは何か。取り澄ました身体は、舞台に引きずり出されたことにより、あられもない肉体として観客の前に立ち現れることになる。「カニバリズム」を切り口に、作品はあらゆる関係性に内包される欲動やほとばしる感情について語る。

ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹 ダヴィデ・ヴォンパク『渇望』 2016 ロームシアター京都 撮影:守屋友樹
YEAR
2016 SPRING
DATES
3.5(土)-3.7(月)
VENUE
ロームシアター京都
ノースホール
DURATION
55
CITY
モントリオール、
フランス
CATEGORY

ダヴィデ・ヴォンパク
David Wampach

HP: http://www.davidwampach.eu/index.php

フランスを拠点に活動するダンサー・振付家。 モンペリエ大学で医学を学び(1996-97)、次いでエクス・アン・プロヴァンス大学とマルセイユ音楽院で演劇を学んだ後(1998)、ダンスへ向かう。イストルのコリーヌ・カンパニー(1999)、マチルド・モニエがディレクターを務めるモンペリエ国立ダンスセンターのEx.e.r.ce(2000)、アンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルがディレクターを務めるブリュッセルのP.A.R.T.S.(2001)で研修を受ける。ローランス・ルーペが行う振付の訓練に参加(2004–06)。 マチルド・モニエ、オディール・デュボック、クリスチャン・リゾーらの作品に参加。2001年、演劇的なアプローチと造形美術的なアプローチを融合したスタイルを確立、Association Achles を結成する。
近年の活動として、モンペリエ・ダンス・フェスティバル2011のために「春の祭典」にインスピレーションを得た作品『SACRE』、「儀式」と「トランス」をテーマにした初の短編映像作品『RITE』(2013)および、自らの呼吸のリズムにのっとられる身体を描いたソロ作品『TOUR』(2013)を手がける。2014年には、ダヴィデがアソシエイトアーティストとして所属するLe Cratère 国立劇場(アレス)のフェスティバルのためにデュエット作品『VEINE』を制作。その他、Ex.e.r.ce やEMFOCO(コンセプシオン/チリ)を始めとする教育機関で、若手ダンサーの育成にも力を注いでいる。2014年にはImPuls ダンスフェスティバルの教育プログラムであるDanceWEB のメンターを務める。2011 年レジデンスアーティストとして京都のヴィラ九条山に6ヶ月滞在。同年のKYOTO EXPERIMENT にてダンスワークショップを行った。

振付ダヴィデ・ヴォンパク
構成・出演マリー=ベネディクト・カズヌーヴ、ミッキー・マハール、オリヴィエ・ミュラー、ローラ・ルビオ、タマル・シェレフ、ダヴィデ・ヴォンパク
衣装レイシェル・ガルシア
照明デザインミンナ・ティッカネン
舞台監督ガエタン・ルブレ
照明ヤニック・デルヴァル
アーティスティックコラボレーションアイナ・アレグレ、ユネス・アンゼイン、ミッコ・ヒュンニネン、ダリラ・カーティル、ダヴィデ・マルケス、アン・エロディ・ソーリン、クリスティアン・ウブル
プロデューサー・ツアーマネジメントサビーン・サイフェルト
制作アントワーヌ・ビエ
製作Association Achles
共同製作KYOTO EXPERIMENT、ル・クラテールセーヌ・ナショナル・ダレス、モンペリエ・ダンス・フェスティバル 2015(アゴラ、シテ・アンテルナシオナル・ド・ラ・ダンスにおける滞在制作)、クンストラーハウス・ムーゾントゥルム・フランクフルト、ル・ファール サントル・コレグラフィック・ナショナル・ドュ・アーヴル・オート=ノルマンディー、ミュゼ・ドゥ・ラ・ダンス/レンヌ・ブルターニュ国立振付センター、ナント国立振付センター(スタジオ助成)
助成ADAMI, CND - un centre d ’art pour la danse,accueil en résidence、在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセパリ本部
協力株式会社フランス著作権事務所
主催KYOTO EXPERIMENT