公式プログラム

トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー

Trisha Brown: In Plain Site

トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹

美術館を舞台に立ち上がる、膨大なレパートリーから選び抜かれたトリシャ・ブラウンの初期作品群。
ダンス界の伝説が今の時代を射抜く

モダンダンスからポスト・モダンダンスへ。その転換を生み出した最も実り多い時代の当事者として、トリシャ・ブラウンの名前は世界のコンテンポラリーダンス史に刻まれている。1960年代初め、それまでのモダンダンスを刷新する即興的、実験的な創作方法を実践した集団「ジャドソン・ダンス・シアター」で活躍をはじめ、その後、音楽家のジョン・ケージ、ローリー・アンダーソン、美術家のドナルド・ジャッドやロバート・ラウシェンバーグ、そして、振付家のマース・カニングハムら、さまざまなアーティストと創作の時間を共有しながら、コンテンポラリーダンスの牽引者として最前衛に立ち続けてきた。

ブラウンがダンス界に与えた影響から思えば、日本での公演は数えるほど。ブラウン自身は昨年、カンパニーの代表を退いているが、彼女の作品アーカイブを再構成する形で、カンパニーは世界ツアーを行い、その一環で京都公演が実現する。用意された舞台は京都国立近代美術館。劇場から解き放たれて公共空間でのパフォーマンスを行っていた、実験精神みなぎる初期作品をオムニバス形式で上演する。50年近い時間を越えて、現代に響きあうブラウン作品。非劇場でのパフォーマンスはその鋭敏な批評性と明るい魅力を見るに絶好の機会といえるだろう。

トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹 トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Trisha Brown: In Plain Site』 2016 京都国立近代美術館 撮影:守屋友樹
YEAR
2016 SPRING
DATES
3.19(土)-3.21(月祝)
VENUE
京都国立近代美術館
1Fロビー
DURATION
60
CITY
ニューヨーク、
アメリカ
CATEGORY

トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー
Trisha Brown Dance Company

HP: https://www.trishabrowncompany.org/

1970年に伝説的なダンサー、振付家であるトリシャ・ブラウンによって設立。ダンス作品の制作、公演、およびブラウンの作品を守り伝えることを目的に、世界各国での公演やダンスの指導を通して、観客および多くのアーティストたちとの関係を築いてきた。2014年ブラウンが76歳でカンパニーの代表から退き、長年カンパニーのメンバーであったダイアン・マデンとキャロライン・ルーカスをアソシエイト・アーティスティックディレクターに任命した。
現在カンパニーは、「Proscenium Works, 1979-2011」の3年間に渡るツアーの半ばである。本公演は2015年3月まで、アメリカ国内と世界各地の全45ヶ所での公演が予定されている。2016年には、トリシャの作品を才能ある振付家が新たな視点で捉え直し、美術館やサイトスペシフィックな場所で発表するプロジェクトを予定している。より幅広い観客と出会うために、非劇場型のパフォーマンス、上映会、教育普及、展覧会、対話の場を始めとする様々なプログラムやオンライン上でのアーカイヴの公開も積極的に行っている。

トリシャ・ブラウン
Trisha Brown

カンパニー創立者、初代アーティスティックディレクター、振付家。ワシントン州アバディーンで生まれ育つ。1961年にニューヨークに移住。すぐに、その後ポストモダンと呼ばれることになるジャドソン・ダンス・シアターでの活動に没頭する。ブラウンの動きへの探求は、日常における非日常性を発見し、既存のパフォーマンスの概念を覆した。ブラウンおよび志を同じくする当時のアーティストたちは、ダンスおよびモダンダンスの可能性を大きく押し広げた。1970年にカンパニーを結成し、ソーホーで上演した『Man Walking Down the Side of a Building』(1970)や『Roof Piece』(1971)といった意欲的な作品を発表。初めての劇場作品となる『Glacial Decoy』(1979)では、ロバート・ラウシェンバーグと初のコラボレーションを行う。
Unstable Molecular Structure シリーズの代表作となった、ローリー・アンダーソンのオリジナル音楽とロバート・ラウシェンバーグの舞台装置による『Set and Reset』(1983)をはじめ、中谷芙二子、ドナルド・ジャッド、ジョン・ケージなど数々の芸術家と創作活動を共にし、オペラを含む100 を越える作品を生み出している。また、優れた美術家としても知られるブラウンのドローイング作品は、ベネツィア・ビエンナーレ、ニュー・ミュージアム、ドクメンタ12、ポンピドゥー・センター、ニューヨーク近代美術館をはじめとする世界各地の芸術祭や美術館、ギャラリーで展示・所蔵されている。

創設者、アーティスティックディレクタートリシャ・ブラウン
アソシエート・アーティスティックディレクターキャロライン・ルーカス、ダイアン・マッデン
出演セシリー・キャンベル、マーク・クルシラ、オルシ・ゲッキ、リア・アイヴス、ローレル・ジェンキンス、ジェイミー・スコット、ステュアート・シァグ
プロダクションマネージャーコールマン・ルップ
ステージマネージャーベッツィ・エイヤー
インターナショナル・ブッキングマネージャーテレーズ・バーバネル
カンパニーマネージャーアンヌ・ドゥシェーヌ
エグゼクティヴディレクターバーバラ・デュフィ
助成ミッド・アトランティック芸術財団・USArtists国際プログラム(全米芸術基金およびアンドリューW. メロン財団の提携による)、日米友好基金、アジアン・カルチュラル・カウンシル
協力京都国立近代美術館
主催KYOTO EXPERIMENT

ARCHIVE

  • トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー『Anthology: Trisha Brown』 京都府立文化芸術会館 撮影:守屋友樹

    トリシャ・ブラウン・ダンスカンパニー

    anthology : Trisha Brown