公式プログラム

ブシュラ・ウィーズゲン

Corbeaux(鴉)

ブシュラ・ウィーズゲン『Corbeaux(鴉)』(2019) 元離宮二条城、平安神宮 撮影:浅野豪

都市に降り立ったカラスの群れ
生きた音の彫刻が場を占拠する

ブシュラ・ウィーズゲンは、マラケシュを拠点に活動する振付家。独学でダンスのキャリアをスタートさせたウィーズゲンは、マチルド・モニエ、ボリス・シャルマッツらとの数年間の仕事を経て、2010年にCompagnie Oを設立。モロッコの現状やアーティスト、女性が社会の中でいかに位置づけられているかに関心を寄せ、パフォーマンスのみならず、サウンドや映像を駆使した作品を発表している。
一様に黒い服をまとい、白いスカーフを頭に巻いた女性たちがあらわれ、無言で空間に散らばったかと思うと、突如として頭を揺さぶり、叫びをあげはじめる。まるで鳴り止むことを知らないかのような群れの振動。その様は、マラケシュで連綿と続いてきた儀式においてトランス状態となった人々をさえ彷彿とさせる。
『Corbeaux(鴉)』は、2014年に発表されて以来、さまざまな世界の都市の、とりわけ非劇場的な場所を選んで上演が重ねられてきた。そこに舞台と客席の区分はなく、観客は生ける音の彫刻と化した彼女たちと地続きに立つことになる。日本初の上演となる京都もまたその例に漏れない。
ウィーズゲン率いる鴉たちが、この街に放たれる。

YEAR
2019
DATES
10.13(日)-10.14(月)
VENUE
元離宮二条城
平安神宮
DURATION
40分
CITY
マラケシュ、モロッコ
CATEGORY
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当日パンフレット

ブシュラ・ウィーズゲン
Bouchra Ouizguen

モロッコ出身のダンサー・振付家。ウアルザザテ出身。1998年以降、マラケシュを拠点にローカルなダンスシーンを立ち上げるべく活動。16歳から独学でダンスを学び、映画、文学、音楽への関心を題材にして実験的な作品を発表。2002年にAnania associationを共同設立。マチルド・モニエ、ボリス・シャルマッツらと作品を制作した後、2010年にCompagnie Oを設立、『Madame Plaza』でフランス劇作家作曲家協会(SACD)より新人振付家賞を受賞している。2012年には、モンペリエ・ダンス・フェスティバルのために『HA!』を制作、ポンピドゥー・センター(パリ)で上演した。2014年にマラケシュ・ビエンナーレで初演を迎えた『Corbeaux(鴉)』は、前作『HA!』にインスピレーションを得ている。2015年には、モンペリエ・ダンス・フェスティバルおよびフェスティバル・ドートンヌ・パリで『Ottof』を発表。2017年には、ノルウェーのコンテンポラリーダンスカンパニーであるカルテ・ブランシェのメンバーのために『Jerada』を制作する。モロッコの社会問題、美術、大衆文化をインスピレーションに、サウンド、パフォーマンス、映像を駆使した作品を発表している。

https://www.bouchraouizguen.com

コンセプト・演出ブシュラ・ウィーズゲン
パフォーマーカブーラ・エイト・ムンシュメッド、ファティマ・エル・ヘンナ、ハリマ・サハムッド、ファトゥナ・イブンハテブ、カディジャ・アムラル、メリカ・スクリ、ミルダ・エル・マタウイ、ジュリー・ヴィアラ、ジョセフィーヌ・ティロワ
制作ミレーヌ・ガイヨン
助成一般財団法人地域創造[NEW VISION 舞台芸術/ジェンダー/社会]
主催KYOTO EXPERIMENT