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実行委員長挨拶
2020.12.15
新たな EXPERIMENT (実験) に向けて
2010年にスタ-トし、2019年で満10年を迎えた KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭は、 前プログラムディレクタ-の橋本裕介氏を中心に、国内外の最先端の舞台芸術の招聘など意欲的な活動を展開した結果、国内はもとより海外からも注目される舞台芸術祭に成長しつつあります。
そして、11 年目の今年度からは、ディレクタ-も川崎陽子、塚原悠也、ジュリエット・礼子・ナップ3氏のトロイカ体制となり、さらに実行委員長も森山直人氏から不肖ながら小生に交代し、陣容を一新して新たな EXPERIMENT に挑戦することになりました。しかし、ご案内のように、この春以来の新型コロナ感染症の影響で、今年度の京都国際舞台芸術祭は恒例の秋ではなく、KYOTO EXPEIMENT 2021 SPRING として 2021年の2月から3月にかけて催すことといたしました。いささかイレギュラ-な出発となりましたが、「力をも入れずして天地を動かす」のが芸術です。その芸術の力を舞台芸術において京都から発信する、それがわたくしたち実行委員会に課せられた使命にほかなりません。ニュー KYOTO EXPERIMENT にどうぞご期待ください。
京都国際舞台芸術祭実行委員会委員長 天野文雄