提携プログラム
田中泯×森本ゆり×寄田真見乃
“音の気持とオドリの気持”- オドリ聞コエテ音見エル -

独自の踊りを探究し、世界で活躍するダンサー田中泯は、場所で踊るのはなく、場所を踊るという。その”場”に会するのは、現代音楽を奏でる「アンサンブル九条山」などでピアニストとして活動する森本ゆりと、若き天才尺八奏者、寄田真見乃。いずれも異なる領域で目覚しい活動を展開してきた三者が集う、音と踊りのスペシャルなコラボレーション公演。
現代音楽から古典の秘曲まで幅広い楽曲に、田中泯による即興の踊りが立ち上がる。1日として同じ景色は見られない、特別な4日間。
9.30 (木) 19:00
10.1 (金) 19:00
10.2 (土) 15:00
10.3 (日) 15:00
田中泯(たなか・みん)
舞台芸術、ダンス、音楽、美術などの枠から田中泯を捉えることは難しい。「私は場所で踊るのではなく、場所を踊る。」警句の様なこの言葉は、前衛的、実験的ダンサーのプロセスの全てを言い表している。78年、パリデビューにより世界中の知識人や芸術家との数々のコラボレーションへとつながり、幅広いダンス歴は現在までに3000回を超える。’02年、映画『たそがれ清兵衛』で初映像出演。その後も国内のみならず、ハリウッドからアジア圏にわたって映画、ドラマ、映像作品に多数出演中。
森本ゆり(もりもと・ゆり)
大阪音楽大学作曲専攻卒業後に渡仏、クロード・エルフェ氏に師事。“Centre Acanthes”ではクセナキス作品に取り組み、作曲家自身やラ・クロワ紙より高評を得る。仏ヴィルクローズ音楽アカデミーより招聘。帰国後アンスティチュ・フランセ関西主催ソロリサイタル・シリーズやヴィラ九条山レジデントとのコラボレーションを開始。2001年より現代音楽アンサンブルnext mushroom promotion(2005年サントリー音楽財団佐治敬三賞受賞)、2010年よりアンサンブル九条山(2019年音楽クリティッククラブ賞・大阪文化祭賞奨励賞受賞)各メンバー。国内外の作曲家達の作品初演や、映像や邦楽、コンテンポラリー・ダンス、能楽など異分野との協働も多く手掛けている。
寄田真見乃(よりた・まみの)
15歳(高校1年)より、元アメリカ・オーバリン音楽大学客員教授 谷口嘉信氏(琴古流洗心窟大師範)に師事。琴古流尺八・仏教尺八・禅尺八及び尺八学全般を学ぶ。 同時期、人間国宝 二代目 青木鈴慕氏に「琴古流尺八本曲」や「三曲合奏曲」などの直伝を受ける。さらに、世界的尺八奏者 横山勝也氏に「古伝尺八本曲・海童道(わたづみどう)道曲」や「吾妻流本曲(福田蘭童曲)」や現代曲等、鎌倉時代から続く明暗流41世児島抱庵氏の薫陶直伝を受け、各師から賞賛を受ける。 異例の16歳(高校2年)で全国最年少の琴古流大師範を充許。 東京藝術大学卒業。
主催:THEATRE E9 KYOTO (一般社団法人アーツシード京都)