沖縄１９７０年代ベトナム戦争時代。アメリカ軍基地を抱えるコザでは戦争に駆り出される若い米兵たちが、夜な夜な街に繰り出しライブハウスにたむろしていた。そんな米兵たちを相手に圧巻のステージを繰り広げたのが伝説のロックバンド「Condition Green」のボーカル、ひげのかっちゃんこと川満勝弘だった。
２００６年、写真家のnoricoは旅先のコザでこのひげのかっちゃんに衝撃的な出会いを果たす。以来、彼を撮り続けることがライフワークとなり、やがてパートナーとして寄り添いながら彼が２０２３年４月２０日に亡くなるその瞬間までシャッターを押し続けた。
本展は、写真集「Condition Rainbow」の出版を記念し、沖縄の「ロックの魂」を体現し続けたミュージシャン、ひげのかっちゃんの生きざまを伝えます。
国籍を超えて沖縄の人々に愛され、最後までステージに立ち続けたかっちゃん。その姿は、沖縄の戦後の歴史と、生きることの喜びを伝えてくれます。

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