about概要
KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭は、2010年より京都市内で開催している舞台芸術祭です。国内外の「EXPERIMENT (エクスペリメント) = 実験」的な舞台芸術を創造・発信し、芸術表現と社会を、新しい形の対話でつなぐことを目指しています。演劇、ダンス、音楽、美術、デザイン、建築などジャンルを横断した実験的表現が集まり、そこから生まれる創造、体験、思考を通じて、新たな可能性をひらいていきます。
フェスティバルを構成する
3つのプログラム
世界各地の実験的な舞台芸術の公演や展示を紹介する上演プログラム「Shows」、実験的表現と社会の関係性をひもとき、ワークショップやトークが体験できるエクスチェンジプログラム「Super Knowledge for the Future [SKF]」、関西地域をアーティストとともにリサーチし、未来の創造基盤につなげていくリサーチプログラム「Kansai Studies」の 3 つのプログラムでフェスティバルを展開します。
Showsショウズ
国内外から先鋭的なアーティストを迎え、いま注目すべき舞台芸術作品を上演するプログラム。京都および関西における舞台芸術の変遷と動向に注目しながら、ダンス、演劇、音楽、美術といったジャンルを越境した実験的作品を紹介します。また、観客席と舞台の関係性、ジェンダーの境界線、パフォーマンスの主体における境界線、作品と創作プロセスの境界線など、舞台芸術をとりまくさまざまな境界線に対して、新たな問いを投げかける意欲的な作品にフォーカスしています。
Super Knowledge for the Future [SKF]スーパー・ナレッジ・フォー・ザ・フューチャー
アーティストは未来を予見する!? とりわけ実験的な舞台芸術作品と社会を対話やワークショップを通してつなぎ、新たな思考や対話、フレッシュな問題提起など、未来への視点を獲得していくプログラム。実験的表現が映し出す社会課題や問題をともに考え、議論し、現代社会に必要な智恵や知識を深めていきます。ここで獲得できるスーパー知識(ナレッジ)は、予測不能な未来にしなやかに立ち向かうための拠り所となるはずです!
Kansai Studiesカンサイ・スタディーズ
京都発の国際フェスティバルとして、自分たちが立脚する「地域」について自覚的に捉え、フィールドワークを通して探求するプログラム。アーティストが中心となり、地域住民やプロデューサー、研究者と一緒に、京都や関西の文化を継続的にリサーチしていきます。活動を通じて生まれた思考の軌跡やプロセスは特設ウェブサイトに蓄積され、誰もがアクセスできるオンライン図書館として公開。未来のクリエイターや企画のためのナレッジベースや実験場、アイデアソースとなることを目指します。
スタッフプロフィール
川崎陽子(かわさき・ようこ)
KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター/舞台芸術プロデューサー。株式会社 CAN、京都芸術センター アートコーディネーターを経て2014-2015 年、文化庁新進芸術家海外研修制度によりHAU Hebbel am Ufer劇場(ベルリン)にて研修。近年はジャンルを横断したプロジェクトの企画・制作を行う。KYOTO EXPERIMENTには2011年より制作として参加、2020年より共同ディレクター。
塚原悠也(つかはら・ゆうや)
KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター。関西学院大学文学部美学専攻修士課程修了後、NPO法人ダンスボックスのボランティア、運営スタッフを経て、アーティストとして2006年パフォーマンス集団contact Gonzoの活動を開始。2020年、演劇作品『プラータナー:憑依のポートレート』におけるセノグラフィと振付に対し「読売演劇大賞」スタッフ賞を受賞。同年より京都市立芸術大学彫刻科非常勤講師。
ジュリエット・礼子・ナップ
KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター。福岡生まれ。オックスフォード大学英語英文学科卒業。2015ー2017年Ryoji Ikeda Studio Kyotoでコミュニケーションマネージャー、音楽及びパフォーマンスのプロジェクトマネジャー。2017年よりKYOTO EXPERIMENTに広報として参加し、2020年より共同ディレクター。ヨークシャーティーが大好きです。
垣脇純子(かきわき・じゅんこ)
事務局長。大学で演劇を学び、卒業後そのまま劇団「MONO」に制作スタッフとして参加。現在は兼業事務局長です。ひとつの劇団に向き合うのも、たくさんのアーティストを迎えるのも、同じように楽しい作業です。好きなもののひとつは数字。素数は美しいという感覚に憧れます。
井上美葉子(いのうえ・みわこ)
大学院での専攻はNPOと共生。KYOTO EXPERIMENTでの担当は、ボランティア、インターンのマネジメント、ホテル手配とか。動物と植物がいれば、たいがいのことは大丈夫。世界一好きな食べ物は桃だったが、果物アレルギーで今は食べられない。
門脇俊輔(かどわき・しゅんすけ)
経理・票券・助成金担当。
ニットキャップシアター、ベビー・ピーの2劇団に所属する俳優としても活動。たまにカホンを叩きます。渡邉裕史(わたなべ・ひろし)
SKFや関連企画、票券などを担当。社会とアートと学びがホットワード。演劇したり、ワークショップしたり、MCしたり、講師したりしてますが、日常はスポーツニュースのチェックは欠かさない虎党でスポーツ好きな人。
豊山佳美(とよやま・よしみ)
広報担当。大阪生まれ。京都造形芸術大学 映像・舞台芸術学科卒業後、パフォーマンスグループを結成し活動。→タイに語学留学。→今:演劇・ダンス・写真展・ミステリーイベントなどの制作に携わる。好きなものはタイと旅行と瓶ビール。
前田瑠佳(まえだ・るか)
広報担当。大阪生まれ、大阪育ち、大阪在住。小さい頃から高校生くらいまで「おやこ劇場」に参加し、演劇をはじめとする舞台芸術を観て育つ。大学院で文化政策学を学び、その後、大阪を拠点に舞台芸術の制作やアートを専門としない人たちとのプロジェクトのアーツマネージメントなどを行う。キャラクターものとか、かわいいものが好き。
これまでの
KYOTO EXPERIMENT
2010-2022