プレイベント
9.18 (Thu) 19:00 - 20:30
¥1,000(1ドリンク付き)
20名(先着順)
開始30分前から
今年のフェスティバルのキーワード「松茸や知らぬ木の葉のへばりつく」について、美術家の小山田徹と美学者の吉岡洋が徹底的に語り合う! 菌類が生態系に果たしている独自の役割、俳句という削ぎ落とされた詩の形式、偶然の出会いが生み出すグルーヴ……。会期が始まる直前、未知なる作品たちに向かっていく準備運動にもピッタリなスペシャル対談に、ぜひ立ち会って。
ゲスト:小山田徹(京都市立芸術大学理事長・学長)、吉岡洋(美学者、京都芸術大学 文明哲学研究所所長)
聞き手:KYOTO EXPERIMENT 共同アーティスティック・ディレクター
コメント
きのこなどの菌類がいなかったら世界はだいぶ変わっていただろうな。松茸などの白色腐朽菌がいなかったら樹木が分解されず石炭だらけの地球になっていたかも。偶然と必然の不思議。
小山田徹
アナ・L・チンの『マツタケ』(みすず書房)は、「世界の終わりのキノコ」というドキッとするような原題の本だ。広島原爆の後最初に生えてきたのがマツタケだという伝説のような、しかし証言もあるという話から始まる。オレゴンで東南アジア移民によって狩られたマツタケが、日本のスーパーに並ぶ。資本主義が資本主義とは異質なものによって駆動されていることをマツタケは教える。
吉岡洋