フェスティバルについて

ミッション・成り立ち

ミッション

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭は、2010年より京都市内で毎年開催している国際舞台芸術祭です。国内外の先鋭的なアーティストを迎え、演劇やダンス、音楽のみならず、美術、デザインなどのジャンルを越境した舞台作品を紹介しています。同時に、これらの「EXPERIMENT(エクスペリメント)= 実験」的な表現についての思考と対話の場となることで、先端的な文化芸術と社会の出会いを促進しています。KYOTO EXPERIMENT は、下記3つのコンセプトのもと、公立/民間の劇場やアートセンターと連携して開催しています。

①国内外の先駆的な芸術表現の創造の場となること
②京都の文化芸術を革新・発信することで新たな交流を生み出す場となること
③次世代の文化芸術の担い手とともに文化芸術の可能性をひらく場となること


フェスティバル・ロゴ

2020年よりアートディレクターに小池アイ子を新しく迎え、KYOTO EXPERIMENTのロゴが変わりました。プログラムだけではなく、フェスティバルにまつわるデザインも「EXPERIMENT (エクスペリメント) =実験」的な試みを展開していきます。

中止、延期、オンライン配信。
繰り返される変更の通知。未来が見えない不安と葛藤。

変わりゆく状況の中で、これからの舞台芸術祭のロゴを、いま定めてしまうのは難しいと思った。
混沌とした世の中のぐにゃぐにゃと、ダンスやパフォーマンス、動きの軌道のぐにゃぐにゃ。
変化する社会や人の気持ちに寄り添って、柔軟で、変容する、2 秒で出来る即興性のあるロゴ。
不安や期待、愛をこめて、その都度ぐにゃぐにゃを描く。

世界がぐにゃぐにゃしているとき、舞台芸術もぐにゃぐにゃ起こっている。
プラットフォームが変わっても、舞台芸術はなくならない。
このぐにゃぐにゃが、従来の舞台芸術祭の在り方を越えて、どう変貌していくのか、実験していきたい。

アートディレクター
小池アイ子 Aiko Koike

1989年東京生まれ。セントラル・セント・マーチンズ大学グラフィックデザイン学部卒業後、village® 所属。2016年より独立。アートディレクション、グラフィックデザイン業務を行う。

aikokoike.com