magazine
退任のご挨拶
2020.12.1
この度、KYOTO EXPERIMENT実行委員長を退任することになりました。前任者の太田耕人さんからバトンを受け継いで以来、早いもので、ほぼ8年間の月日が流れたことになります。この間、この国際舞台芸術祭は、幸いにも、芸術文化を愛する多くの皆さんの暖かい支持を得て、2019年には記念すべき10回目のフェスティヴァルを迎えることができました。
今回からは新たなプログラム・ディレクター体制となります。そのようなタイミングでの退任には、正直心残りもあるのですが、ここ数年、私事でますます多忙を極め、引き続き任に当たることの限界も痛感しておりました。ことに前回のKYOTO EXPERIMENT 2019のクロージングパーティには、当日急な用務で出席もかなわず、「10回」という大切な区切りの場で、アーティストやスタッフの皆さんに直接喜びと感謝を伝えることさえできなかったことは、私自身の区切りを考える大きなきっかけともなりました。
退任しても、私のKYOTO EXPERIMENTに対する期待と愛着にはまったく変わりありません。あらためまして、この8年間支えてくださった全ての方々に、この場をお借りして、心から御礼申し上げます。そして引き続き、KYOTO EXPERIMENTに、暖かい支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
前・京都国際舞台芸術祭実行委員会委員長 森山直人