プログラム

村川拓也

舞台版『テニス』

Shows 演劇 新作

©朝日克俊『テニス』

日時

10.9 (Thu) -10.13 (Mon)

場所
上演時間

80分(予定)

料金

一般:¥3,000
ユース(25歳以下)・学生:¥2,500
高校生以下:¥1,000
ペア:¥5,500

言語

日本語(英語字幕あり)

©朝日克俊『テニス』

「テニスコート」という舞台装置が
若者の群像を映し出す

舞台上のテニスコートでテニスをしたり、他愛のない会話を楽しむ学生たち。若者特有のにぎやかさと不意に訪れる暇な時間が混じった風景に被せるように、そのなかの数名に“実際に”行ったインタビュー音声が流れる。ぽつりぽつりと語られる彼らの生い立ち、そして現在。思いがけず彼らの複雑な事情を知ることになる私たちは、その時何を思うだろうか。一方、コート上で朗らかに続いていくテニスの光景から何をみるだろうか。

演劇と並行して学んだドキュメンタリー映画の手法を用いて、村川拓也は虚構とリアル、偶然性が作用しあうオルタナティブな世界を描いてきた。ドキュメンタリー映画『テニス』(朝日克俊監督)を原作にした本作は、自分と他者の間に横たわる近くて遠い距離を映し出す。公演会場は左京区岡崎にある市民活動センターの集会室。ごくありふれた日常と地続きの場所で、上演は行われる。


アーティストプロフィール

Photo by Guoqing Jiang

村川拓也

京都(日本)

演出家・映像作家。ドキュメンタリーやフィールドワークの手法を用いた作品を、映像・演劇・美術など様々な分野で発表している。虚構と現実の境界に生まれる村川の作品は、表現の方法論を問い直すだけでなく、現実世界での生のリアリティとは何かを模索する。介護する/される関係を舞台上で再現する『ツァイトゲーバー』(2011〜)はシンガポール、ドイツなど国内外で上演を重ねている。近作に『インディペンデント リビング』(2017)、『ムーンライト』(2018)、『Pamilya(パミリヤ)』(2020)、『事件』(2021)、『仕事と働くことを演じる』シリーズ(2022〜)など。2016年に東アジア文化交流使(文化庁)として中国・上海/北京に滞在。2022年に第21回AAF戯曲賞にて、『事件』が特別賞を受賞。京都芸術大学映画学科、東京造形大学映画・映像専攻領域非常勤講師。


主催:KYOTO EXPERIMENT、左京東部いきいき市民活動センター(指定管理者:特定非営利活動法人劇研)
助成:クリエイター支援基金
*左京東部いきいき市民活動センター(指定管理者:特定非営利活動法人劇研)芸術・文化を活用した地域のまちづくり事業 
取り組み1『多様な交流の促進事業』