吉積英子

2024年3月の個展『Les Hommes du Désert 荒野の人々』のスピンオフ作品。
本作ではFortniteのメタバースワールドで体験できるゲームとして作品を展開、ブースでプレイ体験ができます。

古代より様々な文明の神話において、共通して「牛」が神として描かれていたことから、現在分断されているように見える世界は本来同じものを信じてつながっていたのではと考え、制作しました。

プレイヤーは2人1組の鳳凰となり、砂漠に出現する牛を探します。
片方は前方向、もう片方は上空からの視界に固定されているので、ゲームの攻略には2人の協力が必要となります。
同じ世界を違う角度から見ることで、実空間の作品では体験できない視点の違いや制限の不自由さなどをロールプレイすることができます。
演劇で役を演じるように、作品世界を体験してみてください。

本作品は2024年春に国立大学法人京都工芸繊維大学KYOTO Design Labのワークショップ「パラメトリック・ワールド/Parametric World」にて3DグラフィックソフトウェアHoudiniとゲームエンジンUEFNを用いてプロトタイプ制作を行い、合同会社Poieticaの協力で発展させました。