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閉幕のごあいさつ
2022.10.25
KYOTO EXPERIMENT 2022は10月23日に閉幕を迎えました。ご参加いただいたアーティストのみなさま、ご尽力いただいた関係各位のみなさま、そしてさまざまな形でフェスティバルに参加していただいた観客のみなさま、本当にありがとうございました。
今回は、私たち共同ディレクターチーム体制となってから初めて、海外拠点のアーティストを京都にお迎えしてライブで作品を発表していただくことができました。パンデミックが始まってからのこの3年間は、オンラインやリモート協働の可能性を探りながら進んできましたが、ようやくShowsのすべてのプログラムをライブ上演することができ、観客のみなさまがこの機会を待ってくださっていたことを実感するとともに、体験をさまざまな形でフィードバックしてくださることに感動しました。プレトークやポスト・トークにたくさんの方々が参加してくださり私たちディレクターチームやアーティストのお話に耳を傾けてくださったこと、エクスチェンジ・プログラムであるSuper Knowledge for the Future [SKF]にも多くの方々にお運びいただいたことには、実験的な舞台芸術を介して対話をひらく場としてのKYOTO EXPERIMENTの可能性をより大きく感じました。これからも、実験的な表現についてみなさまと共に思考することを諦めずに続けていきたいと思います。
このフェスティバルが、答えのない問いについて考え続ける場となることを願って。
最後に、いまこの時にも厳しい状況を生き、そして表現を続けているタイ、ミャンマー、イランのアーティストに連帯の意を表したいと思います。
KYOTO EXPERIMENT 共同ディレクター
川崎陽子 塚原悠也 ジュリエット・礼子・ナップ