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閉幕のごあいさつ
2024.10.28
10月27日をもちまして、KYOTO EXPERIMENT 2024の全演目が無事に終了しました。
お越しくださったお客様、最高の作品を共有してくださったアーティストの皆様、リサーチやトークイベントを通じて知識や発見を共有してくださった皆様、ご協力いただいた関係機関の皆様に、フェスティバルを代表して感謝の気持ちを伝えたいと思います。
パンデミック以降、舞台芸術界全体で受けたダメージをどのように持ち直してゆくのか、ということは大きな課題でしたが、それを乗り越えてゆくバイタリティを、表現者と観客の双方に、またそれを繋ぐスタッフワークに感じることができたフェスティバルだったように思います。毎年、事前にプログラムを決めて準備を進めますが、10月になるとフェスティバルが自然に立ち上がっていきます。それはアーティストと観客の間の対話であり、双方のエネルギー、温かさと好奇心には、いつも驚かされます。
世界各地でさまざまな出来事が起こる中で、そのことに呼応する個人の身体表現を、一ヶ所に集まって共有し、それについて語り合う、というかつては普遍的と感じられていた表現形式のあり方を改めて、じっくりと体験する機会となったのではないでしょうか。
私たちはまだまだ認知領域を広げてゆくことができると確信した2024でもあり、今年皆様から得た経験と知識をもとに、さらに身体表現の実験を推し進めるフェスティバルとして来年に向けての準備へとうつりたいと思います。
またお会いできる事を楽しみにしています。
ありがとうございました!!!!!
KYOTO EXPERIMENT共同ディレクター
川崎陽子 塚原悠也 ジュリエット・礼子・ナップ