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ウィチャヤ・アータマート 滞在制作&トークのお知らせ
2022.6.2
KYOTO EXPERIMENT 2021 SPRING で『父の歌(5月の3日間)』をオンライン配信で発表し、話題を集めたタイの演出家、ウィチャヤ・アータマート。ある姉弟とその亡き父のエピソードと国家や政治の「記憶」を交差させた『父の歌』は、アータマートが継続して取り組む個人史と社会に刻まれる歴史との関係性というテーマを鮮やかに打ち出しました。そのアータマートが6月7日(火)〜19日(日)の期間、京都芸術センターで滞在制作をします。この滞在制作は、来年度のKYOTO EXPERIMENTでの新作発表に向けてのクリエーションの一環です。同時に、京都や関西を拠点とするアーティストとの交流の機会にもなればと考えています。
6月10日には、アータマートのこれまでの創作活動を紹介すると共に、新作のテーマや試みについてお話しするトークも行います。
☞ウィチャヤ・アータマート 滞在制作
滞在期間:2022年6月7日(火)〜19日(日)
滞在場所:京都芸術センター 図書室
コアタイム:平日(月~金)14:00-17:00に図書室に在室します。
※クリエーションの進捗によってはフィールドワークや外でのミーティングに出ていることがあります。
☞ウィチャヤ・アータマート トーク
日時:6月10日(金)18:00-19:30(受付・開場は開始10分前)
会場:京都芸術センター 図書室
※タイ語—日本語 逐次通訳つき
参加費:無料
申込:下記のWEBフォームよりお申込みください。
予約フォームはこちら
※予約優先
☞お問合せ
KYOTO EXPEIRMENT事務局
Email: office@kyoto-ex.jp
TEL: 075-213-5839
☞ウィチャヤ・アータマート(Wichaya Artamat)プロフィール
演出家・For What Theatre メンバー。
1985年、タイ、バンコク生まれ。タマサート大学映画専攻を卒業後、ライブパフォーマンスに魅了され、Bangkok Theatre Festival in 2008のプロジェクトコーディネーターとして劇場で働き始める。2009年にはNew Theatre Societyに参加し、実験的な形式や演劇への斬新なアプローチが注目を集めた。 特定の期間を通して社会がどのように歴史を覚えているか、またいかに忘れてしまうかを、様々な創造的な分野の人々とコラボレートすることによって探求することに強い関心を持つ。2015年にFor What Theatreを共同設立。「Sudvisai Club and Collective Thai Scripts」のメンバーでもある。2014年に『In Ther’s View: a Documentary Theatre』、2015年に『Three Days in May』でInternational Association of Theatre Critics Thailand Centre (IATC)の最優秀演劇賞を受賞。
近年はクンステン・フェスティバル・デザール(ベルギー)、フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ(フランス)、ウィーン芸術週間(オーストリア)など、ヨーロッパの有力フェスティバルからの招聘も多数。KYOTO EXPERIMENTでは、2021 Springにある姉弟の亡くなった父をめぐる会話から、政治と個人の関係性を描き出した『父の歌(5月の3日間)』をオンライン配信で発表し、大きな反響を得た。