2021.9.23
音楽
カスタムオーディオカーによる楽団が誕生。
山上に鳴り渡るサウンドの響宴
音の体験やフィールドワークを起点に、独自の音空間を構築してきた荒木優光。シアターピースやインスタレーション作品を発表するほか、記録にまつわる作業集団ARCHIVES PAY、音楽グループNEW MANUKEのメンバーとしても活動する。今回、新作のモチーフとして荒木が興味を持ったのが「カスタムオーディオカー」。理想のサウンドを追求し、音響システムとビジュアルに粋を尽くしたあのクルマたちだ。夕闇に染まる比叡山の駐車場を舞台に、カスタムオーディオカーによるコンサートが開かれる。
都市の中では、実力をフルに発揮できないオーディオカーたちも、山の中なら遠慮は無用。荒木が“郊外の駐車場”から発想を飛躍させ、アンダーグラウンド・カルチャーを取り込みながら作曲する組曲を、比叡の谷間に存分に鳴り響かせていく。京の街を離れ、非日常の空間へと次第に近づいていく、道中のドライブも合わせて楽しんでほしい。
10.1 (金) - 10.3 (日)
15:00 受付開始 / 15:50 受付終了 / 16:00 出発
上演時間☞ 50分
【年齢制限・注意事項】
未就学児入場不可
【受付・集合場所】
※ロームシアター京都 ローム・スクエアにて受付・集合し、会場まで専用バスで移動します。
※バスの出発時間に間に合わなかった場合、作品をご覧いただけません。
※バスが受付場所に戻るのは20:00頃を予定しています
※15:00~15:50の間に受付をお済ませください。
荒木優光 (あらき・まさみつ)
日本
1981年山形県生まれ。京都拠点。アーティスト、サウンドデザイナー。音の体験やフィールドワークを起点として独自の音場空間を構築する。近年は視聴覚空間の多様性を踏まえ、新たなフェーズとしての「再生」を軸として実践と考察を進める。近作に、個展「わたしとゾンビ」 (京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル、2020)など。2013年初演の『パブリックアドレス-音場』が2021年、クンステン・フェスティバル・デザールに招聘された。 またサウンドデザイナーとしてアーティストとのコラボレーションも多く、記録にまつわる作業集団ARCHIVES PAY、音楽グループNEW MANUKE のメンバーとしても活動する。
ディレクション・サウンドデザイン:荒木優光
舞台監督:大田和司
照明:藤原康弘
音響:西川文章
映像ディレクション:荒木優光
映像デザイン:斎藤悠麻
カスタムオーディオカー:柏木準人、岸上玲奈、田辺泰信、夏目雅也、羽柴英明、横川聡一郎、和田詠真
楽曲提供:フリーダム昼子 I would die 4 U/Prince (カバー)
制作:山﨑佳奈子 (KANKARA Inc.)
制作助手:ふくだかな
製作:KYOTO EXPERIMENT
協力:比叡山自動車道株式会社、ロテルド比叡、TOYS SQUARE、TOP GEAR、Vi Tech、栗原ペダル(NEW MANUKE、neco眠る)、鳥居本顕史
助成:文化庁文化芸術振興費補助金 (国際芸術交流支援事業) |独立行政法人日本芸術文化振興会、アーツサポート関西
主催:KYOTO EXPERIMENT