演劇
ママリアン・ダイビング・リフレックス/ダレン・オドネル
私がこれまでに体験したセックスのすべて
誰も教えてくれない性体験から、人生100年時代を考える
地域コミュニティと深く関わり、場所と社会の特徴に合わせたあっと驚く方法で人をつなげるママリアン・ダイビング・リフレックス。KYOTO EXPERIMENT 2017の「チルドレンズ・チョイス・アワード」では、京都の子供たちのハートをわし掴みにし、今回待望の再登場となる。
「セックスの話を聞かせてくれませんか?」本作は、多様なバックグラウンドをもち、人生経験豊富なシニアたち(60歳以上)が、自らの性体験を通して人生を語る“対話型”演劇だ。障害や性、地域を超えて集まった日本のシニアたちが普段は公に話されることのないセックスについてのストーリーをきっかけに、リアルな気持ちと自らの言葉で人生を語る。性について語ることは、生を語ること。ある面では勇気の物語でありながら、同時にシニア世代から若者たちへとバトンをつなげる、世代間対話の物語でもあるのだ。
若い世代のカルチャーにばかりスポットが当てられがちな現代社会において、あえてシニア世代の思考や姿勢、これまでの人生に目をむけることで、未来にむけた視界がぐっと広がるはず。ヨーロッパ、アメリカ、アジアなど、世界各国で、現地で集まったキャストと共にワークショップなどを重ねて上演されてきた話題作の日本版初演に期待が高まる。
*本公演は、True Colors Festival (主催:日本財団)の一環として制作されました。True Colors Festival では、2021年4月8日 (木) – 11日 (日)、スパイラルホール(東京都港区)にて本公演を上演します。
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3.26(金)19:00
3.27(土)17:00 ★
3.28(日)17:00
★ポスト・パフォーマンス・トーク
上演時間: 100分
開場は開演の 30分前。
年齢制限・注意事項:
15歳以上推奨、12歳以下は保護者の同伴が必要
*鑑賞サポートあり
・車椅子席
・補助犬利用
・日本語/英語字幕
・舞台上手話通訳
・日本語音声ガイド
・介助者1名無料
※地下鉄烏丸線「四条駅」、阪急京都線「烏丸駅」下車、22・24番出口より徒歩5分
ママリアン・ダイビング・リフレックス
Mammalian Diving Reflex
カナダ
カナダ出身のパフォーマンス・アーティスト、ダレン・オドネル を中心として 1993 年にトロントで設立された アート&リサーチ集団。学校や老人ホーム、地域組織、アート・フェスティバル等との連携による国際的な共同作品の数々は、 社会の鍼治療 (Social Acupuncture) と称される。色々な観客同士、観客と素材の間、そして演技者と観客の間の対話を促進する作品を生み出すソーシャリー・エンゲイジド・アートの旗手として、世界各地で遊び心に溢れた、かつ挑発的な参加型プロジェクトを実施している。作品上演は82都市、27ヶ国以上にわたる。日本での上演は、 2017 年にアーツ千代田 3331 で行われたソーシャリー・エンゲイジド・アート展の一環として、プロの美容師からヘアカットの講習を受けた子どもたちに任せて実際に大人にヘアカットサービスを施す『子どもたちによるヘアカット』や、同年の KYOTO EXPERIMENT 2017 にて、子どもたちが審査員となりアーティストを選ぶ『授賞式』を開催するチルドレンズ チョイス アワードを実施した。本公演はカナダ・カウンシルとオンタリオ・アーツカウンシル・ツアープログラムからの助成を受けて実施している。
ダレン・オドネル
Darren O’Donnell
カナダ
1965年カナダ出身。作家、脚本家、パフォーマンス・アーティスト。都市計画の学位を持つ。1993年にアートリサーチ集団「ママリアン・ダイビング・リフレックス」を設立。ヨーロッパ最大規模の芸術祭ルール・トリエンナーレで大型の教育普及プログラムを担当する。ユニークなアート表現で国籍、言語、世代や立場を越えた人々との創作を続ける。
演出・脚本: ママリアン・ダイビング・リフレックス / ダレン・オドネル
制作・脚本: アナリス・プロドア、ライアン・ルイス
制作インターン・脚本: キャシー・ヴー
環境デザイン・技術指導: アリス・フレミング
脚本アシスタント: ナワン・ラディンほか
出演: 千葉、富山、兵庫、宮城出身のシニア
サウンドデザイナー / 司会:入江陽
通訳・翻訳、字幕製作: Art Translators Collective (相磯展子、田村かのこ、水野響、山田カイル)
舞台監督: 原口佳子
照明: 木藤歩
音響: 浮岳厚
アクセシビリティ・コーディネーター: 田中みゆき
舞台手話通訳: 加藤裕子、橋本一郎、水野里香
手話監修: 特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク (TA-net)
音声ガイド: 彩木香里
プロジェクト・コーディネーター: 野崎美樹
メインビジュアル撮影: 大森克己
プロジェクト・ディレクター: 中村茜 (株式会社precog)
プロジェクト・マネージャー: 佐藤瞳 (株式会社precog)
インターン: 下門菜々、植田悠、岡澤由佳 (株式会社precog)
企画・制作: 株式会社precog
協力: 特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク (TA-net)、バリアフリー映画鑑賞推進団体シティ・ライツ、合同会社Chupki
後援: カナダ大使館
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金(国際芸術交流支援事業独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造 [IntergenerationalThinking-世代間の対話]
共催: 日本財団 DIVERSITY IN THE ARTS、株式会社 precog
主催: KYOTO EXPERIMENT
*本公演はカナダ・カウンシルとオンタリオ・アーツカウンシル・ツアープログラムからの助成を受けて実施しています。