ダンス
垣尾優
それから
混沌から垣間見る、ダンス表現の宇宙
舞踏からパルクールまで様々なジャンルにアンテナを張り、その独自のムーブメントにより唯一無二のダンサーとして関西の舞台芸術シーンで異彩を放つ垣尾優。自身の作品も発表しており、なかでも2019年のソロダンス作品『愛のゆくえ』は、作家としての垣尾優の新たな可能性を切り拓いたと好評を得た。本作は『愛のゆくえ』の勢いに乗る、最新作となる。
今回KYOTO EXPERIMENTのために創られるという新作は「ダンスそのものに正面から向き合うことで、混沌とした『動く』ことの原初的考察と、究極的にはその価値をただそのまま提示する」ことだと垣尾は言う。「踊ることで何かの答えは出ない、ただ思いがけず全身が納得する」と垣尾が語るように、頭で理解するのとは違うやり方で身体の理解・表現と共に生きることを、創作プロセスも含めて見せてくれそうだ。きっとそこで示されるメッセージは、ダンス作品創作のあり方についても新たなヒントを投げかけてくれるに違いない。
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2.26(金)
2.27(土)
2.28(日)
上演時間:60分
垣尾優 Masaru Kakio
日本
ダンサー・振付家。大阪在住。モダンダンスや大野一雄の舞踏などに強く影響を受けながら、音楽や哲学、映画やストリートカルチャーなどの現代の様々な分野の表現にも影響を受け、独自に解釈し身体化した動きに定評がある。2004年より岡登志子主宰Ensemble Sonneの作品にゲスト出演。2006年から2009年までcontact Gonzoとして活動。山下残振付作品『透明人間』(2003)、松本雄吉+ジュン·グエン=ハツシバ+垣尾優共同制作『sea water』(2014)、砂連尾理振付作品『猿とモルターレ』 (2015) 等に出演。FIDCDMX (メキシコ) ソロダンスコンペティションに選出 (2018)。Dance Boxにて垣尾優ソロダンス『愛のゆくえ』を発表(2019)。
作・振付・出演: 垣尾優
照明: 藤原康弘
音響: 西川文章
舞台監督: さかいまお
制作: 齋藤啓 ( ロームシアター京都 )
製作: 垣尾優
共同製作: KYOTO EXPERIMENT
助成: 文化庁文化芸術振興費補助金 (国際芸術交流支援事 業) | 独立行政法人日本芸術文化振興会
主催: KYOTO EXPERIMENT