ダンス
中間アヤカ
踊場伝説
現代における「伝説」は、どのように生まれるか?
関西コンテンポラリーダンス界において生み出され、語り継がれてきた、ダンスにまつわる数々の「伝説」=不確かな異常体験。近年、国際的なフェスティバルでの活躍もめざましい中間アヤカが手がける本作は、史実には残らず口伝でしか掬い取れない、そうした現象の一端を起点としている。
クリエイションは、ある種の社会学的アプローチのもと進められている。関⻄ダンス史における伝説を知る人々数名への聞き取り、当時の社会情勢や踊りに関する伝説のリサーチ、年表等の制作を通じて「伝説」の構造をひもとき、現象のアーカイブ化、展示やパフォーマンスへと再構築していくというものだ。今回、京都市内の空き地に仮設される「劇場」がその発表の場となる。
ある地域、あるコミュニティにおいて、空間や時間さえも超えて人々に想い起こされる「ダンス」はどのように可能か。大きな試みの初動を、まずは目撃してほしい。
【イベントスケジュール詳細】
公演期間内にダンス公演やイベントが展開します。
☞ スケジュールPDFはこちら
10.9(月)- 10.14(土)11:00-20:00
10.15(日)11:00-18:00
*10.12 (木) 休演日
入退場自由。
⚠️ 雨天決行。雨具は各自でお持ちください。
荒天などの影響により、公演内容を変更または中止する場合があります。
夜間は気温が下がりますので、寒さ対策として温度調節のできる服装でお越しください。
会場内は砂利が多く歩きにくい場所もございます。かかとの高い靴やサンダルなどを避け、歩きやすい靴でお越しいただくことを推奨いたします。
会場内の展示の閲覧は18:00までとなっております。お早目にお越しいただき、お楽しみください。
会場にはいくつか椅子をご用意しますが、立見となる可能性もございます。
各自で持ち運び可能な椅子をお持ちいただいても構いません。
中間アヤカ
神戸
ダンサー。1992年別府生まれ、神戸在住。Rambert School of Ballet and Contemporary Dance(ロンドン)で学んだ後、文化庁・NPO法人DANCE BOX主催「国内ダンス留学@神戸」1期に奨学生として参加。これまでに黒沢美香、木村玲奈、contact Gonzo、チェルフィッチュ等の作品に出演。誰かや何かに振り付けられる身体の有り様にこだわりを持ち、ダンスとしか呼ぶことのできない現象を追い求めながら、近年は自身の作品創作にも積極的に取り組んでいる。ArtTheater dB Kobeにて初演した中間アヤカ&コレオグラフィ『フリーウェイ・ダンス』(2019)は、 TPAM - 国際舞台芸術ミーティング in 横浜 2020、KYOTO EXPERIMENT 2021 SPRING、クンステン・フェスティバル・デザール (2021)、ポンピドゥ・センター (2021)等で上演を重ねる。2018〜2020年度DANCE BOXアソシエイト・アーティスト。第16回(令和4年度)神戸長田文化奨励賞受賞。2022-23年度セゾン文化財団セゾン・フェローⅠ。
構成・出演・『マージナル・ダンス』振付:中間アヤカ
ドラマトゥルク:藤澤智徳
インタビュイー:内山大、きたまり、冬樹、土師洋之、村上和司、水野立子、Monochrome Circus
セノグラフィー:ガラージュ(渡辺瑞帆、瀬尾憲司、小田切駿)
演奏:狼バンド(西川文章、阪下滉成(pepe)、眞鍋隼介)
舞台監督:大田和司
照明:藤原康弘
音響:西川文章
『風に旅する』振付:冬樹
『RED MAN today』振付:村上和司
『RED MAN today』出演:遠藤リョウノスケ、村上和司
映像作品出演:松田ミネタカ、石山樹野
「劇場」稽古場利用アーティスト/カンパニー:大谷悠、竹ち代毬也、役者でない、横尾友美
「劇場」スタッフ:小松美陽、中村圭佑
記録・機関紙発行:山田航大
施工協力:稲永英俊、渡辺求、塩見悠一郎
スペシャルサンクス:ブルーベリーガーデン黒岩、Christopher Giffard、中間明子、石井章
制作:柴田聡子、眞鍋隼介
協力:かもがわデルタフェスティバル、京都学生演劇祭2023、NPO法人DANCE BOX
製作:中間アヤカ
共同製作:KYOTO EXPERIMENT
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流支援))|独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造[舞台芸術を通して考える身体/歴史/アイデンティティ]、公益財団法人セゾン文化財団
主催:KYOTO EXPERIMENT