演劇
チェルフィッチュ
宇宙船イン・ビトゥイーン号の窓
いくつものリアリティが交差する、まだ見ぬSF演劇
舞台はある国が消滅したあとの世界。文化を残すというミッションを掲げ、宇宙船イン・ビトゥイーン号に、4人の乗組員と1体のアンドロイドが乗り込んだ。銀河を漂う船内では、それぞれの思い出を振り返る対話が“ある言語”で繰り広げられる——。
チェルフィッチュ主宰の岡田利規は、日本語を母語としない俳優が、発音や文法が「正しくない」という理由で、演技力を評価されない日本演劇のありように着目する。2021年には、演劇における日本語の可能性をひらくことを目指し、ノン・ネイティブ日本語話者との協働プロジェクトを始動。本作はその一環として行われたワークショップやトークイベント、オーディションを経て選出した俳優とともにつくり上げられた。
言語の定義とは? 文化や社会、政治と結びつく言語の純粋性は可能か? 多彩な背景をもつ俳優が日本語で演じる姿に、私たちは自問するだろう。チェルフィッチュ最新作の関西初上演をお見逃しなく。
【日本語を使った演劇ワークショップあり】
日時:10.1(日)13:00
対象:日本語が母語ではないひと/母語だと感じていないひと
参加無料・申込先着順
※詳細はこちら
申込はこちら
9.30(土)18:00
10.1(日)13:00 ◆♡ / 18:00
10.2(月)14:00 / 19:00 ★
10.3(火)14:00 ★ / 19:00
★ポスト・パフォーマンス・トーク
◆感想シェアカフェ
♡託児あり ☞申込み (要事前申込。各公演7日前まで)
上演時間:100分(予定)
言語:日本語(英語字幕あり)
【日本語を使った演劇ワークショップあり】
日時:10.1(日)13:00
対象:日本語が母語ではないひと/母語だと感じていないひと
参加無料・申込先着順
※詳細はこちら
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チェルフィッチュ
東京
岡田利規が全作品の脚本と演出を務める演劇カンパニーとして1997年に設立。2007年クンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル、ベルギー)にて『三月の5日間』を上演、初めての国外進出を果たす。以降、アジア、欧州、北米にわたる90都市以上で上演。フェスティバル・ドートンヌ・パリ(フランス)、ウィーン芸術週間(オーストリア)など世界有数のフェスティバル・劇場の委嘱および国際共同製作による創作も多数。KYOTO EXPERIMENT 2019では、美術家の金氏徹平をセノグラフィーに迎え、「人間中心主義からの逸脱」をテーマに「モノと人」との関係を問い直した『消しゴム山』を初演。2023年5月にはウィーン芸術週間(オーストリア)にて、引き続き「人間中心主義からの逸脱」を描く新作音楽劇『リビングルームのメタモルフォーシス』を作曲家の藤倉大との協働により制作、世界初演を迎えた。
岡田利規
演劇作家、小説家、チェルフィッチュ主宰。演劇作家として、演劇カンパニーチェルフィッチュでの活動のほか、日本やドイツなどの劇場との作品創作も多数。2016年から2020年の4シーズンにわたって、ミュンヘン・カンマーシュピーレ(ドイツ)にてレパートリー作品の作・演出を務め、4作目『The Vacuum Cleaner』(2020)がベルリン演劇祭Theatertreffenに選出。2022年1月タリア劇場(ハンブルク/ドイツ)で創作した『Doughnuts』も同演劇祭に選出された。ロームシアター京都では2019年から2022年にかけて「劇場の学校」講師を務めた。小説家としては2007年にデビュー小説集『わたしたちに許された特別な時間の終わり』を発表し、翌2008年第二回大江健三郎賞受賞。2022年『ブロッコリー・レボリューション』(新潮社)が第35回三島由紀夫賞受賞、第64回熊日文学賞を受賞。
作・演出:岡田利規
出演:安藤真理、徐秋成、ティナ・ロズネル、ネス・ロケ、ロバート・ツェツシェ、
米川幸リオン
舞台美術:佐々木文美
音響:中原楽(LUFTZUG)
サウンドデザイナー:佐藤公俊
照明:吉本有輝子
衣裳:藤谷香子
舞台監督:川上大二郎(スケラボ)
演出助手:山本ジャスティン伊等(Dr. Holiday Laboratory)
英語翻訳:オガワアヤ
宣伝美術:牧寿次郎
アートワーク:平山昌尚
プロデューサー:黄木多美子(precog)、水野恵美(precog)
プロジェクトマネージャー:遠藤七海
プロジェクトアシスタント:村上瑛真(precog)
京都公演
照明オペレーター:吉田一弥
製作:一般社団法人チェルフィッチュ
共同製作:KYOTO EXPERIMENT
企画制作:株式会社precog
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流支
援))|独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造[舞台芸術を通
して考える身体/歴史/アイデンティティ]
主催:KYOTO EXPERIMENT
KYOTO EXPERIMENTスタッフ
字幕オペレーター:山田航大
制作:枡谷雄一郎(ロームシアター京都)
短期インターン:ミラー ロッティー 響子
ロームシアター京都スタッフ
舞台:船越美紀
照明:元木浩一
音響:合田洋祐