パフォーマンス
デイナ・ミシェル
MIKE
人生を「仕事」に費やすなかで、「自分」はどう存在し得るか
彫刻、ヒップホップ、映像表現、心理学などから影響を受け、独自のダンス言語によってさまざまな潜在的社会慣習を打ち破る振付家、デイナ・ミシェル。新作にして日本初となるライブパフォーマンスは、誰しもが人生の大半を費やす「仕事」と個のアイデンティティ——ワーク・ライフ・バランスをテーマとする。膨大なタスクは本来の「自分」を追いやり、個は「仕事をする私」としてあらざるを得ない。では、人生のなかに「自分」はどれだけ存在するのだろうか?
2022年には城崎・京都で滞在制作を行い、多様な現場で仕事に従事する人々の姿、個々の信念や精神性がどのように構築されるのかを考察。そのプロセスを経て、自身の身体と「仕事」にまつわるオブジェクトを用い、即興的なパフォーマンスとして結実するダンス作品は、観客の目にいかに映るか。出入り自由の空間で、3時間にわたり展開される身体表現の迫力を体感してほしい。
10.20(金)18:00 ★
10.21(土)18:00 ◆
10.22(日)16:00 ♡
★ポスト・パフォーマンス・トーク
◆学生感想シェアカフェ
♡託児あり ☞申込み (要事前申込。各公演7日前まで)
上演時間:180分
⚠️上演中の入退場自由。12歳以下は保護者の同伴が必要。
デイナ・ミシェル
Dana Michel
モントリオール
振付家・ライブアーティスト。1976年カナダ、オタワ生まれ。モントリオール拠点。彼女の作品の題材は、自身の経験であり、即興、ヒップホップ、ダブ、コメディ、映画、彫刻、社会批評など、さまざまな要素によってその経験を拡張しながら、創作を行っている。20代後半で、コンコーディア大学の BFA プログラムにてコンテンポラリーダンスを学ぶ。それ以前は、マーケティングエグゼクティブ、競技ランナー、フットボール選手としても活躍した。2014年、ウィーンのダンスフェスティバル・インパルスタンツにて、Prix Jardin d’Europeを受賞。同年NYタイムズ紙にて、その年の注目すべき振付家の一人として紹介される。2017年、ヴェネツィア・ビエンナーレの Innovation in Dance 部門で銀獅子賞受賞。2018年にはNational Arts Centre(カナダ)の最初のレジデント・アーティストとなった。2019年、ANTI Festival International Prize for Live Art (クオピオ、フィンランド)を受賞。2023年、カナダにおけるダンスへの顕著な貢献が認められ、カナダ・カウンシルのジャクリーン・ルミュー賞を受賞。
創作・出演:デイナ・ミシェル
アーティスティック・アクティベーター:ビバ・デローム、エレン・フューリー、ピーター・
ジェイムス、ハイディ・ルイ、トレイシー・モーリス、ロズコ・ミシェル、カーリン・パーシル、
ヨアン・ソラン
舞台美術コンサルタント、テクニカル・ディレクション:ロマン・ギエ
音響コンサルタント:ダビッド・ドゥリュイ
製作:SCORP CORPS - ビバ・デローム、デイナ・ミシェル
ツアーマネジメント:Key Performance - アンナ・スクニカ、クン・フォンオヴ
共同製作:ARSENIC -Centre d'art scénique contemporain、Centre
national des Arts、フェスティバル・トランスアメリーク、ユリダンス、クンステンフェ
スティバルデザール、MDT、モンペリエ・ダンス、ムービング・イン・ノーベンバー、
Wexner Center for the Arts of The Ohio State University in Colombus
滞在制作: Alkantara、ANTI Festival、Centre national des Arts、城崎国際
アートセンター、KYOTO EXPERIMENT、クンステンフェスティバルデザール、フラ
ンクフルト・ムゾントゥルム劇場、Montpellier Danse résidence de création à
l'Agora、cité internationale de la danse(助成:BNPパリバ財団)、
RIMI/IMIR SceneKunst、Shedhalle (協力:Tanzhaus Z ürich、在スイス・カナ
ダ大使館)、The Chocolate Factory
助成:カナダ・カウンシル、ケベック・アーツカウンシル、モントリオール・アーツカウンシル
京都公演協力:ケベック州政府在日事務所
京都公演助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸
術交流支援))|独立行政法人日本芸術文化振興会
主催:KYOTO EXPERIMENT
KYOTO EXPERIMENTスタッフ
テクニカルディレクター:夏目雅也
テクニカルコーディネーター:小林勇陽
音響:林 実菜
トーク通訳:辻井美穂
制作:平居香子(京都芸術センター)
短期インターン:菊岡由佳子