2024 10.26
トーク
パフォーマンス
東アジアにおける帝国主義を掘り下げた三部作で国際的に高い評価を受けたジャハ・クー。自身の手による音楽、映像、パフォーマンスを用いて政治と歴史、そして個人史が交錯する作品を制作してきたクーが繰り出す新作『ハリボー キムチ』は、近年、欧米諸国で人気が高まりつつある韓国料理がモチーフだ。人々の生活に根ざす食文化は、その土地のアイデンティティでもあり、社会の構造を映す鏡でもある。
クーは私たちを料理の旅へといざなう。舞台は韓国の夜の路上に点在しているポジャンマチャ(屋台)のひとつ。鼻にツンとくる不条理なエピソードの数々を交えながら、クーは自らのヨーロッパ移住にまつわる身の上を語る。キムチ文化の進化や海藻スープの重要性について洞察を示し、また、いつまでも異邦人であることの気まずい酸っぱさや、ふるさとの味の深い旨味を語る先には。
10.25 (金) 19:00 ★
10.26 (土) 14:30
10.27 (日) 18:00 ♡
★ポスト・パフォーマンス・トーク
♡託児あり (要事前申込 / 各公演7日前まで)
上演時間: 60分
言語: 英語・韓国語(日本語・英語字幕あり)
⚠️開演後は途中入場不可。14歳以上推奨。
前売:一般 3,500円
ユース(25歳以下)・学生 3,000円
高校生以下 1,000円
ペア 6,500円(前売のみ)
*当日券は前売と同額
*自由席
ジャハ・クー
Jaha Koo
ヘント(ベルギー)・ソウル(韓国)
韓国出身の舞台作家、パフォーマンス作家、作曲家、映像作家。韓国芸術総合学校で舞台芸術学を専攻し、学士(2011)、その後アムステルダムの DAS Theatre で修士号を取得(2016)。クーの芸術的実践は、マルチメディアとパフォーマンスの間を行き来し、自身の音楽、映像、テキスト、ロボット的オブジェが含まれている。最新プロジェクトである「Hamartia Trilogy」は、『Lolling and Rolling』(2015年)、『Cuckoo』(2017年)、『The History of Korean Western Theatre』(2020年)から成る。この三部作では、東アジアの政治状況や被植民地の歴史、文化的アイデンティティの長期的な探求が表されている。テーマとしては、韓国社会における構造的問題や、逃れ得ない過去が今日の私たちの生活に悲劇的な影響を与えるさまに焦点を当てる。これまでに、Zürcher Theater Spektakel(スイス)、クンステン・フェスティバル・デザール(ブリュッセル、ベルギー)、国家両庁院(台北、台湾)、ソウル・パフォーミングアーツ・フェスティバル(韓国)、PuSh International Performing Arts Festival(バンクーバー、カナダ)、OzAsia Festival (アデレード、オーストラリア)など世界中の劇場やフェスティバルで作品を発表してきた。
構成・脚本・演出・音楽・音響・映像:ジャハ・クー
出演:ゴーナ、セーリ、ハリボー、ジャハ・クー
ドラマトゥルク:ドリース・ドゥイビー
舞台美術・メディア操作:エンキョン・ジオン
アーティスティックアドバイス:ポー・ヘイバット
技術コーディネート:コルネル・コスンズ
技術:バート・ハーバス、バーベット・ポンセレット
制作:ウィム・クラムドップ
製作:CAMPO
共同製作:クンステン・フェスティバル・デザール、リドー・ドゥ・ブリュッセル、Theater Utrecht、スプリングフェスティバル、フェスティバル・ドートンヌ・ア・パリ、バスティーユ劇場、Tangente St. Pölten – Festival für Gegenwartskultur、& Espoo theatre、カンプナーゲル-インターナショナル・サマー・フェスティバル、ゾフィーエンゼーレ、Meet You Festival、Bunker、台北国家両庁院、The Divine Comedy International Theater Festival / Teatr Łaźnia Nowa & Perpodium
クロノス・インベスト&フランダース政府によるベルギー連邦政府の税制優遇の支援を受けています。
「the eel」の試作品は、Theatre Utrechtとクリエイティブ・テクノロジストであるAdriaan Wormgoor & Willem Vooijsとの共同製作により、Innovation: Labのプロジェクトとして制作されました。
京都公演助成:文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術等総合支援事業(国際芸術交流))|独立行政法人日本芸術文化振興会、一般財団法人地域創造[舞台芸術を通して考える身体/歴史/アイデンティティ]、Ministry of Culture, Sports and Tourism、Arts Council Korea、 Korea Arts Management Service (KAMS)、Center Stage Korea、Flanders State of the Art
主催:KYOTO EXPERIMENT