トーク
日本仏教における“アヴァンギャルド”: 平安初期の比叡山と天台仏教の文化
荒木優光による公演の舞台は、比叡山ドライブウェイ駐車場。これにちなみ、会場となる土地の歴史・文化に光を当てる企画。比叡山には806年に最澄が開いた天台宗の総本山延暦寺があり、当時この地には、僧侶の国際交流、新しい価値観の興隆といった思想の一大ムーブメントがあった。平安初期の仏教文化から、現代社会を考察する。
ゲスト:亀山隆彦 (龍谷大学 世界仏教文化研究センター研究員 / 京都大学こころの未来研究センター研究員 / 上七軒文庫 )
聞き手:KYOTO EXPERIMENT 共同ディレクター
10.2 (土) 13:30–15:00
亀山隆彦(かめやま たかひこ)
1979年奈良県生まれ。龍谷大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。米国仏教大学院博士研究員を経て、現在は、京都大学こころの未来研究センター研究員、龍谷大学非常勤講師、同大学世界仏教文化研究センター研究員、上七軒文庫合同会社代表。専門は日本仏教学、密教学。著書に『中世禅の知』(共著、臨川書店、2021年)、『日本仏教と論義』(共著、法蔵館、2020年)、『中世禅籍叢刊別巻 中世禅への新視角 『中世禅籍叢刊』が開く世界』(共著、臨川書店、2019年)等がある。