トーク
森とアート~京都芸術芸能の守護者京都三山
「人間と自然の関係性」について、京都の森林文化を例に宗教学者 鎌田東二氏と美学者 吉岡洋氏が対談を行う。三方を山に囲まれた京都では古来、山や森を神聖なものとして恐れ敬い、信仰や祭祀の対象としてきた。山に分け入って過ごすことは自然や自己と対話し、鋭敏な感覚を養う時間であったが、明治以降の近代化で失われてきたものでもある。こうした感性に触れること、あるいは近代化の過程について考えることは、Showsの作品を読み解くヒントにもなるだろう。
ゲスト: | 鎌田東二 (宗教学者・京都大学名誉教授/上智大学特任教授) |
吉岡洋 (美学者・京都大学こころの未来研究センター 特定教授) | |
聞き手: | KYOTO EXPERIMENT 共同ディレクター |
※トーク記録映像は、映像・音声が一部見づらい/聞きづらい場合があります。ご了承ください。
10.14 (木) 19:00-20:30
[電車でのアクセス]
JR京都駅から徒歩20分
京都市営地下鉄烏丸線五条駅から徒歩10分
阪急電鉄京都線河原町駅から徒歩15分
京阪電鉄清水五条駅から徒歩5分
[バスでのアクセス]
京都駅から4・17・205号系統 五条河原町下車徒歩3分
※駐車場はありません。近隣の施設をご利用ください。
鎌田東二(かまた とうじ)
1951年徳島県生れ。國學院大學大学院文学研究科博士課程単位取得退学。岡山大学大学院医歯学総合研究科博士課程単位取得退学。博士(文学、筑波大学)。京都大学名誉教授、上智大学特任教授。著書に『神界のフィールドワーク』『身体の宇宙誌』『宮沢賢治「銀河鉄道の夜」精読』、『霊性の文学誌』『聖地感覚』『日本人は死んだらどこへ行くのか』『現代神道論』『世阿弥』『言霊の思想』『ケアの時代 「負の感情」とのつき合い方』など。
吉岡洋 (よしおか ひろし)
京都大学文学部哲学科、同大学院修了。情報科学芸術大学院大学 (IAMAS)、京都大学大学院文学研究科教授を経て、現在京都大学こころの未来研究センター特定教授。著書に『情報と生命──脳・コンピュータ・宇宙』(新曜社)、『<思想>の現在形──複雑系・電脳空間・アフォーダンス』(講談社) など。批評誌『Diatxt.』(ダイアテキスト、京都芸術センター) 編集長。「京都ビエンナーレ2003」「ぎふ大垣ビエンナーレ2006」等の展覧会企画、映像インスタレーション作品「BEACON」(1999-2020) の制作にも携わってきた。
協力:京都伝統文化の森推進協議会 、FabCafe Kyoto