公募
批評プロジェクト 2021 SPRING
講師森山直人 (演劇批評家/京都芸術大学 舞台芸術研究センター所長補佐)
演劇批評家の森山直人を講師にむかえ、実験的舞台芸術の見方を考える批評プロジェクトを開催!対象演目を見てレビューを書き応募を経て、選出された数作品は、森山から個別のレッスンがもらえ、ブラッシュアップののちKYOTO EXPERIMENTウェブサイトおよび今後のフェスティバルマガジンに掲載される。舞台芸術のライティングを学んでみたいという人はぜひチャレンジしてみては。
応募詳細
実験的な舞台芸術を通してその背景や環境も含めた対話の場をひらいていくことを目指すKYOTO EXPERIMENTでは、実験的舞台芸術の見方を考える批評プロジェクトを新たに始動します。
今回対象となる作品は、タイでいま最も注目される若手演出家のウィチャヤ・アータマートによる『父の歌:5月の3日間』です。本作は、上演に向けて準備を進めていましたが、アーティストの来日が難しくなったため、バンコクで上演・収録を行ったものをオンライン配信することとなりました。参加者には、このオンライン配信を観て批評を執筆いただきます。劇場での上演を観て執筆する批評とは異なる形になりますが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受ける舞台芸術において、新たな批評の取り組みのひとつになるのではないでしょうか。
応募された作品からは、審査を経て最大3作品が選出され、メンター(森山直人/演劇批評家)からのアドバイスを経てブラッシュアップされた該当作品はKYOTO EXPERIMENTウェブサイトに掲載されます。さらに、そこから1作品が選出され、2021年度のKYOTO EXPERIMENTフェスティバルマガジンに日・英両言語で掲載されます。
【応募条件】
・対象演目作品のオンライン配信を観劇できる方
・対象演目の観劇後、下記の締切日までに3000字以上5000字以内の劇評を提出できる方
【応募書類 / 宛先】
下記の締切日までに、以下の情報を添えてメールにて原稿をご提出ください。
(宛先:KYOTO EXPERIMENT批評プロジェクト2021 SPRING係 office@kyoto-ex.jp)
・ご氏名(ふりがな)
・日中連絡のとれる電話番号
・観劇日時
・執筆者のプロフィール(200字〜300字程度)
・劇評のタイトル
・劇評(テキストデータで3000字以上5000字以内、文脈段落毎に一行スペースを入れる事)
【対象作品】
ウィチャヤ・アータマート『父の歌(5月の3日間)』
(オンライン配信期間:2021年3月24日【水】〜28日【日】)
作品詳細はこちら:https://kyoto-ex.jp/shows/2021s-wichaya-artamat/
【応募締切】
2021年4月12日(月)
【注意事項】
・固有名詞の誤記、事実との相違などは、事務局側から修正をお願いする場合があります。
・原稿の著作権は執筆者本人に帰属します。
【審査および選出作品の発表】
・メンターによる審査を経て、最大3作品を選出、4月19日(月)までに発表します。
・選出作品に対しては、メンターからのアドバイスがあり、ブラッシュアップ期間を経て5月7日(金)までにKYOTO EXPERIMENTウェブサイトに掲載されます。また、選出作品のうち1作品がさらに選出され、2021年度のKYOTO EXPERIMENTフェスティバルマガジンに日・英両言語で掲載されます。
【審査、メンター】
森山直人(演劇批評家/京都芸術大学 舞台芸術研究センター所長補佐)
【お問い合わせ】
KYOTO EXPERIMENT事務局
〒604-0862 京都市中京区烏丸通夷川上ル少将井町229-2第7長谷ビル6F
TEL 075-213-5839(受付時間:平日11:00-17:00)
森山直人 (もりやま・なおと)
1968年生まれ。演劇批評家。京都芸術大学 (旧名称・京都造形芸術大学) 舞台芸術学科教授、同大学舞台芸術研究センター主任研究員、機関誌『舞台芸術』編集委員。同志社大学、立命館大学でも非常勤講師をつとめた。著書に『舞台芸術の魅力』 (共著、放送大学教育振興会)等。主な論文に、「「演劇的」への転回――「舞台演劇」の時代の「批評」に向けて」(『舞台芸術』23号)、「「日本現代演劇史」という「実験」――批評的素描の試み」(『舞台芸術』22号)、「(オープン・ラボラトリー) 構想へ:「2020年以後」をめぐるひとつの試論」(『舞台芸術』20号)、他多数。