山歩きツアー
実践「ニューてくてく」時空を越える山歩き─安祥寺上寺跡を訪ねて─
京都は世界中から人々が集まる古都だが、観光案内には載っていない面白い場所もまだまだたくさんある。主要な観光地は公共交通機関によって結ばれているが、知られざる場所にはてくてく歩いて行かなれければ辿り着けない。京都盆地周辺の山の中を抜けてゆく道を行くと、きわめて魅力的な風景や史跡を見出すことができる。本プログラムでは南禅寺の東から山に入り、平安時代に創建され長らく廃寺となっていた安祥寺上寺跡を見て山科盆地の北へ出るコースを、歴史考古学者の梶川敏夫氏のご案内で歩いてみる。「ニューてくてく」をぜひ一緒に実践してみよう。
案内人:梶川敏夫(歴史考古学者)、吉岡洋(美学者/京都芸術大学教授)
10.8(土)10:00-13:00頃
所要時間:約3時間(解散場所:春秋山荘[山科])
※開始時間の10分前にはご集合ください。
※天候により内容が変更になる場合があります。
※動きやすい服装と靴でお越しください。
梶川敏夫(かじかわ・としお)
1949年京都市生まれ、1972年立命館大学理工学部卒業、1976年から京都市文化財保護課技師、2010年同課(課長)を定年退職後、2010~2015年(公財)京都市埋蔵文化財研究所(次長)及び京都市考古資料館(館長)。2012~2018年京都芸術大学非常勤講師、2001年から現在まで京都女子大学非常勤講師。京都市の文化財保護行政を長く担当し、市内に残る平安京跡や山林寺院跡などの埋蔵文化財の調査を推進、ビジュアルな遺跡復元イラストを数多く制作して遺跡の周知や保護に努めている。著書は『よみがえる古代京都の風景』ほか多数。
吉岡洋(よしおか・ひろし)
京都大学文学部哲学科、同大学院修了。情報科学芸術大学院大学 (IAMAS)、京都大学大学院文学研究科教授、同学こころの未来研究センター特定教授を経て、現在京都芸術大学文明哲学研究所教授。著書に『情報と生命──脳・コンピュータ・宇宙』(新曜社)、『<思想>の現在形──複雑系・電脳空間・アフォーダンス』(講談社) など。批評誌『Diatxt.』(ダイアテキスト、京都芸術センター) 編集長。「京都ビエンナーレ2003」「ぎふ大垣ビエンナーレ2006」等の展覧会企画、映像インスタレーション作品「BEACON」(1999-2020) の制作にも携わってきた。
共催:京都伝統文化の森推進協議会