今回ご紹介する『てくてくコース』は京都芸術センターからロームシアター京都までを徒歩で移動するコースとなっています。 

【10月15日はしごコース】
京都芸術センター 講堂　作品鑑賞（90min）
↓ 徒歩（10min）
SPRING VALLEY BREWERY KYOTO（50min）
↓ 徒歩（45min）
細見美術館（60min）
↓ 徒歩（15min）
Chocolaterie HISASHI（45min）
↓ 徒歩（15min）
ロームシアター京都 ノースホール　作品鑑賞（90min）

京都をゆったり効率的に観光したい方は電車移動のプラン「がたんごとんコース」を是非ご覧ください。

それでは、京都の秋に踏み出しましょう！

京都芸術センター

13時、京都芸術センター講堂にて

Kansai Studies 
dot architects&和田ながら『うみからよどみ、おうみへバック往来』

を鑑賞。 
山から川へ、そして生きる糧を育む水田、さらには湖や魚たち、海へとめぐってゆく水の「循環」をテーマに作られた、複数の短編からなるオムニバスの演劇作品です。 

終幕後、さっそく出発！……と、その前に。腹ごしらえと参りましょう。

スプリングバレーブルワリー京都 外観

こちらは SPRING VALLEY BREWERY KYOTO（スプリングバレーブルワリー京都）。錦市場からほど近い、築約100年の町屋をリノベーション。最先端のクラフトビールを生み出す醸造所を併設した、“和クラフト”料理が楽しめるブルワリーレストランです。

特大ふわふわ穴子のフィッシュ＆チップス すぐきのタルタルソース

おすすめフードとして、フラッグシップビール「SPRING VALLEY 豊潤＜496＞」にぴったりの看板メニュー「特大ふわふわ穴子のフィッシュ＆チップス すぐきのタルタルソース」や、定番の具材と京都らしい細うどんを使った「京うどんの和風ナポリタン」、ほうじ茶を使用した湯煎焼きで濃厚な「ほうじ茶のパンナコッタ クルミのプラリネとオレンジチップ」 などがあります。

京うどんの和風ナポリタン

☞スプリングバレーブルワリー京都
営業時間：11:30~22:00（フードL.O.21:00、ドリンクL.O.21:30）/ 定休日なし
京都府京都市中京区高宮町 587-2 ☏075-234-4960
スプリングバレー直営店 最新の営業体制について

それではいざ参りましょう！ 
錦小路通から四条通りを東へ。四条大橋を渡ります。平安時代から変わらない鴨川の水面の輝きを眺めながら川端通りを北へ進み、二条通を東に曲って細見美術館に向かいます。

​※ 川端通から祇園白川の町並みを楽しみながら、風情のある白川沿いを東山方面に向かって北上するコースもオススメです。

細見美術館 外観

次は細見美術館です。目を引くのは、その外観。モダン建築と京町家の趣が調和した素朴かつスタイリッシュな見た目が、京都の街並みに馴染んでいます。 

館内の意匠も凝っています。だまし絵迷路の様に階段が多くあり、歩いているだけでも楽しかったです。また、ガラスが使われた箱型の水平な建物が近代建築を感じさせます。

細見美術館 館内

行われている展示は「響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲×鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―」。江戸時代の絵師と現代の友禅絵師の時を超えたコラボレーションを見ることができます。その再現度の高さとキャラクターたちの緻密な描き方にビックリ！初音ミクやリラックマなど私たちが知っている現代のキャラたちが日本画の中に入っていて、なんだか不思議な気持ちになりました。

是非、館内で実物をじっくり観察し、職人の技術力の高さ、作品の細部からあふれる「日本の美」を感じてください。 

細見美術館 館内

☞細見美術館
『響きあうジャパニーズアート―琳派・若冲×鉄腕アトム・初音ミク・リラックマ―』
会期：前期・9月6日～10月10日／後期・10月12日～12月4日
開館時間：10:00～17:00（入館は16:30まで）
休館日：毎週月曜（祝日の場合は翌火曜）
京都府京都市左京区岡崎最勝寺町 6-3 ☏075-752-5555

 
こちらは京都市営地下鉄東山駅から徒歩７分の場所にあるChocolaterie HISASHI（ショコラトリーヒサシ）。様々なジャンルのチョコレート菓子を扱っている、世界で認められたショコラティエのお店です。

Chocolaterie HISASHI 店内

店に入ってみるとウィンドウに並んでいるお菓子がどれもとても綺麗でした。ツヤを出すのにも技術がいるそうで、技術力の高さがうかがえます。

チョコレート細工のバラ
 
特にすごかったのがチョコレート細工のバラ。本物のバラに見えるくらい精巧にできています。

mona ショコラ

こちらは「mona ショコラ」。チョコレートクリームが挟まれた最中です。チョコレートクリームは甘すぎず落ち着いた上品な味わいがあり、パリッとした最中とマッチしていてとても美味しかったです。
イートインスペースもあるので気になったものはその場で食べることができます。

☞Chocolaterie HISASHI 
営業時間：10:30～18:00（喫茶スペース17:30ラストオーダー）
定休日：毎週月曜・火曜＋不定休
京都府京都市東山区夷子町 166-16 ☏075-744-0310

 
旅路の疲れをチョコレートで癒したところで、ロームシアター京都へ向かいましょう。

ロームシアター京都

ジャールナン・パンタチャート『ハロー・ミンガラバー・グッドバイ』

は、19時から、ロームシアター京都 ノースホールでの公演となります。

「歴史」として共有されるストーリーと個人的な出来事の間には、何が横たわっているのだろう？信じられる言葉とは？「自分」に影響を与えた「歴史」について考えられる貴重な時間を経験してください。

さて、「観劇はしご部」はいかがだったでしょうか。京都の秋を楽しんでいただけたなら嬉しいです。KYOTO EXPERIMENT 2022の会期はまだありますので、是非この機会に気になる公演や京都ならではの観光を楽しんでみてくださいね。

（文：川北晴太郎、西村俊輝、山本靖枝[KYOTO EXPERIMENT ボランティア]、写真：稲見芳考[KYOTO EXPERIMENT ボランティア]、編集：小田島しあ[KYOTO EXPERIMENT 事務局インターン]）