2023
9.30
-
10.22
オーディオ・パフォーマンス
magazine
2023.10.15
KYOTO EXPERIMENT 2023も終盤に近づいてきましたが、まだまだ鑑賞・体験できるプログラムをたくさん予定しています。
今日はそのひとつ、イ・ラン『Moshimoshi City :1から不思議を生きてみる|뚜벅뚜벅, 1도 모르는 신기속으로』を、事務局インターンが体験してきました。
このプログラムは、京都駅の東南に位置する東九条の街を歩きながら、各スポットで音声を再生するオーディオ・パフォーマンスです。全て周ると60〜90分ほどかかります。歩きやすい軽装で出発しましょう!オーディオを聞くデバイス、イヤホンもお忘れなく(機器の貸出もあります。要申込、有料)。
まずは「コミュニティカフェほっこり」(地下鉄九条駅から徒歩8分)へ。カフェでチケットを見せてマップを受け取りましょう!(マップはミーティングポイント 四条烏丸でも受け取れます。その場合も、体験は「カフェほっこり」からスタートです)
マップ裏面のQRコードをデバイスで読み取ると、アクセスキーの入力画面が表示されます。マップと一緒に渡されるシールの裏面にあるアクセスキーを入力しましょう。オーディオリストが表示されたら、いよいよプログラムスタートです!
「ほっこり」を出て右手へ真っ直ぐ進み、鴨川にぶつかったところで右に曲がります。
最初のポイント「THEATRE E9 KYOTO」が見えてきました。
「THEATRE E9 KYOTO」は2019年にオープンした小劇場で、建物は倉庫をリノベーションしたもの。KYOTO EXEPRIMENT 2023でも山内祥太&マキ・ウエダ作品『汗と油のチーズのように酸っぱいジュース』の会場になっています。
建物に近づいて、デバイスで最初のオーディオを再生してみましょう。
聴き終えたら「THEATRE E9 KYOTO」を通り過ぎ、鴨川を背にして右手に曲がります。
少し歩くと突き当たる細い川は高瀬川です。京都の中心部に物資を輸送するため、17世紀にひらかれました。木屋町二条から、鴨川に並行して南へと流れています。
高瀬川を越えてさらに真っ直ぐ歩きましょう。
十字路も越えて細い路地を進みます。東九条地域は建物の老朽化などを理由に90年代から京都市の整備事業の対象となっていました。現在も再開発が行われており、あちこちで工事現場や工事車両を見かけます。
大通りに突き当たったら左に曲がります。右側の交番が目印です。曲がったら通りを南へと進みましょう。この通りは「竹田街道」で、江戸時代には京都市街と伏見を結ぶ運輸用の道路として使われました。
2分ほど歩くと、左側に「京都市南図書館」が見えてきます。隣にあるのは児童館です。
図書館に着いたら、建物の外でオーディオを再生します。図書館の開館時間中なら、音声を聴きながら館内に入ってみましょう。
・京都市南図書館 開館時間
平日:9:30〜19:00(火曜休館)
土日祝日:9:30〜17:00
一息ついたら、図書館を出て左手へ。最初の角を左に曲がります。
また鴨川に向かって東に歩いていきます。ローソンが出てきたら、河原町通りにぶつかった合図です。いったん右へ曲がりましょう。
大きな十字路に出ました。京都市街を南北に貫く河原町通りと、東西に伸びる九条通の交差点です。横断歩道を東側へと渡ったら、来た方向へと戻ります。
駐車場の角を右へ曲がります。先ほどのローソンの向かいの道を進みましょう。
高瀬川に行き当たると、外壁に鮮やかな絵が描かれた建物が現れます。次のポイント「文庫・マダンセンター」です。
東九条は在日韓国・朝鮮人が多く暮らしてきた地域。1993年から毎年秋に「東九条マダン」が地域の人々の手によって開催されてきました。建物内を見学することはできませんが、東九条に根付く多様な文化を体感できる場です。
センターを離れたら、高瀬川を越えてすぐ右に曲がります。九条通を左に曲がると高架道路に突き当たります。次のスポット「九条跨線橋(こせんきょう)」です。
橋へ上がる階段は向かって左側にあります。入口が少し見つけづらいです。
九条跨線橋は約420mの長さを誇り、鴨川・師団街道(道路)・JR奈良線・京阪電車を一気に越える巨大な橋です。昭和8年に開通したあと、複雑にその姿を変えてきた歴史があります。近年では、師団街道に並行して高架道路「鴨川東岸線」が、跨線橋と高架上で平面交差するという大掛かりな工事が行われました。
橋の上でオーディオを聴いたら、上ってきた階段から橋を降ります。
橋にそって鴨川の方向へ進みます。突き当たりで左折し、鴨川に沿って北上しましょう。
川沿いを少し歩くと、左側に木造の建物が見えてきます。この手前を左折です。
しばらく真っ直ぐ進むと、いよいよ最後のポイント「希望の家」に到着です。
ここ「希望の家」は、こども園・児童館などの集まった施設です。また、社会福祉事業を行うセンターも併設されています。その原点は、アメリカから派遣されたれた神父が1959年にテントで始めた活動。やがて保育所や児童館の開設へと繋がったといいます。
「希望の家」で再生する音声はありません。地図と一緒に受け取ったシールに自分の名前を書いて、ボードに貼りましょう。ボードは建物の南側の外壁にあります。少し見つけづらいですが、探してみてください!
プログラムが体験できるのは10月22日(日)まで。期間中は何回でも体験していただけます。ぜひお見逃しなくご体験ください!
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【演目情報】
体験期間:9.30(土)-10.22(日)
受付日程:フェスティバル会期中の金・土・日・祝日11:00-18:00
受付場所:コミュニティカフェ ほっこり
※ミーティングポイント 四条烏丸でも受付可能(受付時間は営業時間に準ずる。)
受付で渡される地図に指定された東九条エリアの各場所を訪ね、音声を再生して聞いていただくオーディオ・パフォーマンスです。
受付後はフェスティバル期間中のご自身のタイミングで体験いただけます。ルートには住宅地も含まれますので、夜間の体験はお控えいただくなどマナーを守ってご参加ください。
総周遊時間:60-90分
言語:日本語・韓国語・英語(選択可)
⚠️音声再生のために、ご自身の【スマートフォン】と、【イヤホン・ヘッドホン等】をご用意ください。
スマートフォンをお持ちでないお客様は、音声再生機器の貸し出しがございます。(要事前予約、有料、数量限定、申込はこちら)
各場所への交通費、音声再生のためにかかる通信費は、お客様のご負担となります。
(文・写真・編集:山田美季子[KYOTO EXPERIMENT 事務局インターン])