giọt-giọt | しずくたち
10.22 (Thu) 14:00
10.23 (Wed) 19:00 ★
10.24 (Sat) 11:00
10.25 (Sun) 06:00
10.25 (Sun) 12:00 ◆♡
60-90分(予定)
一般:¥4,000
ユース(25歳以下)・学生:¥3,000
高校生以下:¥1,000
ペア:¥7,500
当日券:前売料金+¥500(高校生以下は同額)
未就学児入場不可。
開演後は途中入場不可。
畳に座ってご覧いただく作品です。
京都、ハノイ、ホーチミン。
詩と身体の交感から
本を編み、本を踊る
日本とベトナムの3都市で活動するアーティストが出会い、対話や詩、ダンスノーテーション(舞踊譜)を記録した「本」を編み上げ、そこから舞台作品を立ち上げるプロジェクト。表現や言論の自由への希求とともに、新たなクリエーションが生まれる軌跡を映し出す試みだ。
創作を共にするのは、振り付けの方法論に“言語”を用いてきた振付家の山下残と、ベトナム・ハノイを拠点とする詩人・作家で、独立系出版社を主宰するニャー・トゥイェン、ホーチミンのアーティストとプロデューサーによるコレクティブのプロジェクト・デイ・サン。彼らの鮮烈な感性が響き合う創作のプロセスに、ホーチミンでのリサーチを通して出会った新世代の表現者たちの実践やグルーヴも加わっていく。
タイトルの「giọt-giọt」はベトナム語で一滴一滴のしずく、ぽたぽたと、という意味。静寂のなかで観客がめくる本、その一枚一枚のページの音が、まるで水滴のようなリズムを刻む。その合奏に導かれ、ダンスや朗読、対話の時間がひらかれる。
アーティストプロフィール
山下 残
京都(日本)
1970年大阪府生まれ。代表作に、出演者による人生の大切な一冊をダンスとして紹介する『詩の朗読』、100ページの本を配り観客がページをめくりながら舞台が進行する『そこに書いてある』、スクリーンに映写される呼吸〈すう・はく〉の記号と俳句の引用から成るテキストを身体とリンクさせる『せきをしてもひとり』、ダンス作品をどうやって作ったらいいのか分からない毎日の声の記録『横浜滞在』、揺れる舞台装置の上で4人のダンサーが振付の自由と不自由に挑む『船乗りたち』、本物の線路の上を往来し断片から成る世界の事象を妄想的につぶやく『大行進』、打ち捨てられたゴミを集めて繰り広げる身体コミュニケーションのネットワーク『庭みたいなもの』、インドネシア・バリ島からのオンラインレッスンを通じて先生からバリ舞踊の教えを請う『悪霊への道』、伝承の現場を疑似ドキュメントする『左京区民族舞踊』、無血革命と呼ばれたマレーシアの政権交代を現地にて選挙立候補者と共に行動・記録・再現をした『GE14』、身振りや台詞の全ては対面する相手からの承諾を得てこそ実行可能な『インビテーション』等々。
ニャー・トゥイェン
ハノイ(ベトナム)
ニャー・トゥイェンは、ベトナムのハノイを拠点に活動する詩人、作家、編集者。20年間にわたり、執筆と本の出版に注力しながら、朗読会や上演、詩の交換、交流にも活動を広げている。何冊もの著作があり、英訳されたものに『呼吸する言葉、別の場所の生き物』(原題『 từ thở, những người lạ』、2015年)、『(非)殉教者ーベトナムの詩の世界で(自ら)消えた存在』(原題『 bất\ \tuẫn: những hiện diện [tự-] vắngtrong thơ Việt』、2019年)、『狂気を隠さないで』(原題『đừng giấu cơn điên』、2024年)がある。2014年には、オンラインと紙面上で詩の場所を創り、時には小さな集まりも開催するバイリンガルな小規模出版活動として、AJARを共同設立し
た。彼女の作品は、「Asymptote」「Cordite Poetry Review」「The Margins」「WordsWithout Borders」「Jacket2」「Gulf Coast」「The Kenyon Review」「Modern Poetryin Translation」といった専門誌に掲載されている。また、詩の作品は英語、ドイツ語、オランダ語に翻訳されており、様々なカフェやアートスペースで朗読上演された。また、アジア太平洋地域やイギリス、ヨーロッパ各地の国際フェスティバルにも出演している。2022年のロッテルダム国際詩祭と 2023年 DAAD(ドイツ学術交流会)ベルリン芸術家プログラムでの受賞歴を持つ。現在は、RMIT大学(オーストラリア)での実践研究に参加するとともに、次の詩集「水の味覚」(原題「vị nước」)の刊行を待っている。
プロジェクト・デイ・サン
ホーチミン(ベトナム)
プロジェクト・デイ・サン(PĐS)は、ホーチミン市にて行われている協働型プロジェクトで、新進気鋭のベトナム人パフォーマンス・アーティストたちによる学び、協働、実験を推進している。2024年に、Đoàn Thanh Toàn、グエン・ハイ・イェン(レッド)、Nhật Huỳnh-Vũ、Trà Nguyễnといった独立系のアーティストやプロデューサーが、ゲーテ・インスティトゥート・ベトナム|ホーチミン市の支援を受けて設立した。
プロジェクト・デイ・サンの文字通りの意味は「地面を押す」であり、追求すべきモデルやトレーニングの機会、そして方法が欠如しているという現状認識のもと、すでにあるものを批評的な姿勢で活用するための道具を提案している。
PĐSは二つの特徴的でありながら補完的な要素によって、成り立っている。一つ目は、協働型の能力開発ワークショップ「 Rèn」(鍛造する)。もう一つは、ワークインプログレス過程にある作品のためのインキュベーションとショーケースのプログラム「Dựng」(構築する)で、ベトナム人アーティストのために、パフォーマンス創作の道具を獲得するための様々なチャンネル、そして観客に向けて上演を行う上での他にはないサポートを提供している。
これまでの2年間、PĐSでは、プロジェクト・アドバイザーとして、ワークショップ・コーディネーターとして、アーティストとして、あるいは共同プロデューサーとして、ササピン・シリワーニット(タイ)やマーク・テ(マレーシア)、Lina Oanh Nguyễn(ドイツ)、Young Boys Dancing Group(スイス)、contact Gonzo(日本)などの国際的なアーティストと協働している。
主催:KYOTO EXPERIMENT、国際交流基金
共同製作:KYOTO EXPERIMENT、国際交流基金
*令和8年度国際交流基金舞台芸術国際共同制作事業として制作
KYOTO EXPERIMENT × 国際交流基金「Sequence」事業
